ガイドパンツ、シンプルガイド、ロッククラフトパンツの違い

パタゴニアガイドパンツはいままで履いたパンツの中でも、最も登山向けでお気に入りのパンツです。
従来アウターとしての動きやすさと通気性を重視したソフトシェルを、今度は軽量・通常パンツとしてシンプル化させたモデルです。4シーズンを通して十分に使えます
まず素材は4方向に伸縮のある撥水加工の薄型ソフトシェル素材です。動きやすさはもちろんですが、撥水に加え、夏の高山での急な風にもある程度の防風性能があります。アンダータイツとの愛称も良好で、お気に入りです。値段はちょっと高めに思えますが、洗濯を30回以上しても、生地のスレやほころびが他のパンツよりも少なく、耐久もありますので、結果的に見ると経済的に思えます。撥水効果はさすがに落ちてきますが、市販の撥水スプレーをかければ撥水力はもどります。洗濯機に入れる液体タイプの撥水剤を使うとなおよし!
フィット感はすこしきつめで、裾は登山靴の上部を覆えます(スパッツ代わり)。ウエストはベルト式ではなく履くときと脱ぐときにちょっと苦労するのが難点^^;
また、夏場2000m以下もしくは山小屋などでは、けっこう暑いです。寝るときの肌触りももう少しなところがありますので、どこでも眠れないタイプの方は別にアンダータイツなど持参すると快適です。
記事内容を修正変更しています(2014年6月)

 

※ガイドパンツシリーズは終了しています。現在、サイマルアルパインパンツ、RPSロックパンツなどです。


シンプルガイドパンツのほうは、ガイドパンツがポーラテックパワーシールドを素材にしているのに対し、リサイクルポリエステルを採用しています。もちろん撥水加工済み。生地は薄く、より夏向けなパンツです。3シーズンを通してつかえますね。ウエストはベルトループがついていて、膝にポケットがあります。←これ、けっこう重要です♪ ガイドパンツとくらべて、生地が薄いのでやわらかく、脚上げもよいです。より夏山登山などにもっとも使いやすい感じでしょうか。でもね、激暑い夏の山小屋だけは、やっぱり暑がりの私はちょっと寝るときたいへんです。

 

そこで、さらに薄く、軽量化されているのがロッククラフトパンツ
こちらは、シンプルガイドよりもさらに薄い(最軽量のソフトシェル)生地を使用している風合いも肌触りも抜群の夏季向けパンツです。クライミング用に設計されていて、動きやすさは保障します。縫い目も最小限の凹凸に抑えられロゴはさりげなくもカラー。シンプルガイドと決定的に違うのは、シンプルガイドが4方向ストレッチなのにたいして、こちらは2方向(公式ホームページにはないですが)。パンツを伸ばしてみると縦には伸びるのに、横には伸びにくくなっています。そして、こちらもベルトループ付です。紫外線防止や防臭下加工もされています。とくに欠点の無いパンツだとおもっています。個人的には夏山にはおすすめのパンツです。
2013年からは、短パンカプリという7分丈、などバリエーション豊かになっています。夏向けということで、登山・クライミング系には丈の短めのチョイスがいいとおもいます。

 

まだまだ、増えるロッククラフト ショーツ/スカート

今季は、サポートタイツやアンダータイツを併用させるのにぴったりな、ロッククラフトショーツやロッククラフトスカートが登場しています。夏山のファンションアイテムにもベストだと思います。