雪山にも使えるバックカントリーザック|パタゴニア スノードリフター40L

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少々シーズン遅いですが、バックカントリー用のザック、スノードリフター40Lを紹介します。
私は現在バックカントリーは主としてやっていないのですが、雪山ザックとして活用したいとおもっています(時にはbcも?)。パタゴニアのアルパインザックの流れを引き継ぎつつ、雪山にも使えそうな内容です。
追記あります



堅牢で多機能なザック|スノードリフター40L

スノードリフターは、先のアルパインザック・アセンジョニストパックに比べて生地が厚く、雪山でスノボやスキーを担ぐために、重厚に作られています。そのぶん重さもあります。
サイズはS/ML/XLの2種あります。
私はS/Mを選びました。
公式サイト(2016/1/19時点)のほうでは、重さが1814gとなっていますが、実際に重量を計ると1411gです。
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はじめは同系他社のザックにくらべると随分と重いなぁ、と思っていたのですが、案外軽かったです。あれ?!サイズが小さいから!?あるいは何かの間違いでしょうか?
ちなみにフレームを抜くと1277gにまでなりました。
私の場合フレームは不要ですのでこれで軽量化できますb
参考までに比較すると
オスプレー コード42:S/M=1.64kg
ホグロフス RAND40:1.75kg

 

2分で分かるパタゴニア スノードリフター40Lの特徴

スノードリフター40Lの特徴
分解できる雨蓋(トップバッグ)。
オススメのスノードリフター40L
雨蓋のジッパーポケットは内と外に2箇所。
外ポケットに水ボトル・サングラスは余裕で入る
パタゴニア・スノードリフターの特徴
雨蓋の着脱バックルは付けやすいように工夫がされている
パタゴニア・スノードリフターのレビュー
トップをめくると、ロープやアイゼンなどもつけられるフック式ベルト
パタゴニア・スノードリフターの特徴と感想
そしてお馴染み、ワンアクションで開閉ができるドローコードの絞り。こちらは、紐が改良され、引っ張りやすくもなっています。そして、絞り袋のナイロン素材も分厚く・補強付でタフなのが良し!
パタゴニア・スノードリフターの比較
サイドにも絞り紐がついている。パックをより絞り込むことができる。
パタゴニア・スノードリフター ザック
パック内、背中面には、ボトルも入るポケットとアルミフレームは簡単に外れる
パタゴニアのバックカントリー用ザックスノードリフターの特徴
パック内、外面には、裏地がポリエステルで厚み1-2mm程度のクッション入りのポケットがあり、ゴーグルを収納可。これが欲しかったところ。
パタゴニアの雪山用ザック
本体に直接アクセスできる縦ジッパー。ココにテルモスを収納できるように小さなメッシュポケットがついている。ちなみに本体に保温ポットを収納することにより湯温の低下を防ぐのと同時に、片方(左)のショルダーベルトを外すだけで、立ったままでも出し入れ可能になる。
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スキー・スノーボードを背負うための厚みのあるナイロンとコンプレッションベルトの頑丈な作り
パタゴニアのおすすめ雪山用ザック
スキー・スノボ用のコンプレッションベルトの他に、ピッケルなどもつけられるやや大きめのループ(基本スキー板用)がついている。ジャマなときは収納可
パタゴニアのおすすめ雪山用ザック
フロント部のアバランチギアの収納部。表側は厚みのある生地。

 

なお、30Lモデルは、雨蓋がないモデルで背面にはフルオープンになるジッパーがついていて、こちらも使いやすそう。

 

背面パネルは厚みがあるが型崩れしにくい

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画像はアセンジョニストパック(左)との背面パネルを並べてみました。
スノードリフターのほうはメッシュのクッションで分厚くなっています。
画像ではわかりませんが、触ると、洗濯板のような横波状のパネルが中に入っています。
アルミフレームを抜いてもフニャフニャにはならないのでパッキングも問題ないでしょう。
もっとも、スノードリフターのザック形状は、例えばオスプレーのコードとよく似た形状で、四角く平たい感じですので、パッキングはやりやすいと思います。

 

ミトングローブを装着してのスノードリフターの操作感

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本体アクセスするジッパーは△リング状であるためつかみやすく、開閉は特に問題なかったですが、ウエストはいいとしても他のバックルが少々着脱がやりにくい感じ。
まぁミトングローブの限界もありますが(笑
ウエストベルトは長めなので、切るなどしてサイズ調整が必要かもしれません。
ドローコードの開閉は初期アセンジョニストよりも良くなっています。
パックの持ち運び用ハンドルは太めで無骨に見えますが、これも操作性は良いです。

 

実際に使ったレビューは今後追記していきます!

 

やっぱり雪山に向いていた|使ってみた感想1

雪山で使ってみました。
背負い心地とか、そのへんはもう加筆不要とおもいます。
使いやすさについては、やはりアルパインザックのアセンジョニストとくらべると、雪山では断然使いやすい構造です。
ただ、もうちょっと雨蓋が大きいほうがよかった気がします。ザイルやアイゼン・ヘルメットの収納を考慮すると、雨蓋で荷物を押さえこむのには少し小さい感じです。
あと、ヘルメットホルダーを標準装備してはどうでしょうかね? いまヘルメットは当たり前になりつつありますし、BCでも必須ですから。
サイドジッパーも非常に使いやすく、パッキングもスムーズでした。
重さは気にならないレベルです。
フロントベルトに今回ワカンを装着しましたが、なぜかしっくりきました。スノーシューとかも問題なさそうです。
締め付けるベルトがゴワゴワしてないのもいいですね。
ボトムのループはピッケルを通すにはもてあます大きさですので、工夫が必要。※短めのループもついていて、大丈夫です。

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