朝来、竹田城の巡り方|ハイキング

竹田城址

竹田城址というと、最近メディアに取り上げられ有名になった朝霧の絶景スポットです。
もうかなり観光地化されてしまって、マイカー規制も始まりました。せっかくですのでガイド目線による、これから竹田城址を楽しめる歩き方を紹介します。



竹田というと私なんかは、滝廉太郎の荒城の月で有名な大分県の竹田(岡城址)を思い出すのですが、いま熱いのは兵庫県の朝来町(あさご)の雲海スポット、竹田城址なのです。

日本のマチュピチュ!?

竹田城址の城内
そんなに古くないです。1443年に完成した山城跡です。
すでに人が多く足を運んでいるため、マイカー規制が行われ、観光で行くには途中で竹田駅から周回している専用バスに乗り換えます。
個人的な感想は、やっぱり観光地になってしまったのは残念なものの、城壁の跡はなかなかよいです。景色がいい高台というのもあって、一度は訪れても良い場所だと思います。
しかし、せっかく風光明媚な場所に向かうので、観光ルートから入らずに、麓から歩くことをおすすめします。
正直いって、すでに観光地化していて、マイカー規制やら観光客やらで、その流れでいくのはもったいないです。しかも、バスを乗り継いだりする時間のほうがよけいにかかります。
地元の人の話を聞くと、竹田城の古城の跡は地元の子供たちの遊び場だったらしいのですが、そんな「夢の跡」を堪能するにはうってつけのコースを紹介します。
竹田城址周辺のマップ

 

竹田城址を登山道から登る

竹田城址へ登る表米登山道
竹田城址へは現在観光地入り口となる大手門コースのほか、観音寺山登山道、西畳登山道、南登山道、表米登山道、駅裏登山道などがあります。(駅裏登山道は2014年現在工事中)
もっともアップダウンがあってよさそうなのは、観音寺山登山道です。こちらは山の東斜面の尾根を登る感じです。登山道はまだ整備されていないようで、いつか歩いてみたいと思っています。
観音寺コースの入り口は観音寺→竹田小学校前になります。
竹田城址からの展望。和田山町の城下町

表米神社コース

今回登ったのは、表米神社から登る表米登山道コース。
表米神社(ひょうまいじんじゃ)コースへは、車は、近くの中央駐車場(無料・トイレ有り)に止めておけます。ちょっと集落を歩けば、神社入り口です。
神社の階段を登れば、門前から左に小道がつづいていますが、神社の境内からもあがれますので、せっかくですからお参りしていきましょう。
標高差250mほどで、登りは30分~1時間程度(ガイドブックには20分と書いてありますが、もっとかかります)
とにかく急な階段を上り詰めます。
竹田城址へ登る表米登山道
いづれにしても、途中から大手門コースの道路にでてしまい、そこからは観光地になっていまします。

とにかく朝一で登ること!

竹田城址を楽しむポイントは、人の少ない早朝に登ることです。竹田城は雲海の展望台です。すばらしい景色を堪能するには人のすくない時間帯に限ります。当然、少々個人客はいますが、観光客や団体客は朝食後にやってきます。なので、その前に雲海を楽しんじゃいましょう。朝は未明からゲートも空いているようです。
雲海に浮かぶ竹田城址から

 

雲海の撮影スポット立雲橋

この立雲橋からみる竹田城址の朝霧が名を馳せました。
いまは道路工事中なので、徒歩で1時間のハイクアップなので人が少なくてチャンスです。
雲海の時期は9月~11月が良いといわれています。

 

藤和峠

藤和峠からの朝霧の竹田城址
ちょうど立雲橋と正反対の位置にある藤和峠からも、すばらしい竹田城址がみられます。
じゃっかん距離がありますが、雲海に浮かぶシルエットの居城はなんともいえません。
朝一に頑張ってきてみてください。
この藤和峠のすこし下ったところにおいしい夏谷の名水の水場もあります。
藤和峠下にある夏谷の名水、

竹田駅周辺

竹田駅の周辺は城下町の雰囲気が色濃くのこっていますので、マイカーでこられても、ぜひとも立ち寄ってほしいところです。
竹田の城下町、竹田駅近く 竹田駅
近くには元酒蔵を改装したEN旧木村酒造場があり、レストランやカフェ、ホテル、情報館などセンスの良い立ち寄りスポットがあります。レストランはフレンチでしたがGOOD! カフェも旧屋をそのまま残していますので雰囲気抜群です。
EN旧木村酒造場 竹田城址 EN旧木村酒造場 竹田城址
そのほか、小さな食事所などが少ないですができています。

 

 

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