消毒とガーゼは反医療行為だった

消毒とガーゼは反医療行為だった|いまさら目から鱗

ケガや外傷などファーストエイドの処置を調べていたら、夏井先生という有名な方の動画に行き当たりました。医療関係者向けのスライド講演会でしたが、こういうのが一般市民にも見られる機会があるということに感謝です。2009年のものですでに古い?のですが…そこでは、消毒とガーゼこそが、ケガの痛みと治りを阻害している反医療行為だという現実にいまさらに納得。我が家の救急箱にはサランラップでいいんじゃないかという結果に・・・余ったバンドエイドどうするよ!?

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外傷にはサランラップ!?|傷の処置のファーストエイドで知っておく重大事項&アイテム

よく外傷にはサランラップを巻くということを耳にはしていましたが、正確な処置や理由をようやく理解出来るものになりました。
とくに、野外やアウトドア、登山中などのファーストエイドでは重要な事項であるし、知っておくべきことだと思いますので紹介します。
正直この手の講演会動画でココまで面白いのを見たのは久しぶりです。内容は医療関係向けのものですが、素人でもとても分かりやすいです。
この創傷の処置のすごいところが、やけどや怪我だけにとどまらず、アトピーやあせもなどにも考察が及んでいます。本当に20年後の医学はまったく違ったものになりそうな予感がします。

 

※この動画は医療関係者向けの講演会の動画ですので、外傷の画像がモロに出てきますので、そういう画像に慣れていない方はご注意ください。
夏井先生の「新しい創傷治療」⑥

 

①~⑰まで長いのですが、なかなか面白くていっき見してしまいました。
本も多数執筆されています

 

 

さて、ここで 登山・アウトドアでのファーストエイドの観点からまとめたいと思います。
ちなにみ、最近ウチの子が幼稚園でころんで膝をすりむいたんですが、幼稚園では、消毒をしてバンドエイドしてもらっていました。
膝をよくみると、汚れがそのままついていました。
まぁ、子供だし、そんなのでも平気なんでしょうが・・・
通っている園では、子供の心の成長をすごく重んじる、子供に選択権を与え、自由に、考えさせるという方針なのですが、そんな園でも、怪我の治療が消毒塗ってバンドエイドなんですよねぇ。。これが現実。
ファーストエイドに関しては、ホムページに掲載していますので参考にしてみてください。

山の救急|ファーストエイドの中身とは!?

また、理解しておかなければならないのは、こういった怪我の処置というのは、基本的に医療行為になる可能性が大きいということです。あくまでも、ファーストエイドとは、アウトドア・登山中などの病院へいくことが困難な状態のときにできる応急処置ということです。病院が近いのにそこに駆け込まずに医療行為はできません。

 

正しい創傷(怪我、傷)の処置(エタノールはダメ)

とにかく洗浄

私もファーストエイド講習会などのときに再三言われました。
まず、怪我をした場合は、消毒ではなく洗浄です。
水が必要になります。
川の水で十分のようですが、できれば飲用可能なくらいきれいな水がよいですね。
最近はスポーツドリンク、とくにプラティパスなどハイドレーションで水分補給などをとっている場合は、水ではなくスポーツドリンクなどを持っていることが多いと思いますので、これも見直す必要があるでしょう。
私は、やはり山にはいるときは、飲用のほかに、ちいさなペットボトル(330mlのエビアン)などを持ち歩いています。水場がないときの処置として、やはりどうしても水での洗浄は重要です。
なぜ消毒がダメなのかというのは、その行為自体が怪我の治りを止めてしまう行為だということなのです。

 

洗浄するための道具

たとえば、ペットボトルの水で外傷・創傷部を洗うとして、どのくらいの水が必要か?イメージしてもらえば分かると思いますが、ペットボトルの水1本くらい、あっという間になくなってしまいます。
なので、ココは少量の水でしっかり洗えるアイテムを使います。
それは、注射器とジップロックです。
注射器が最適です。水に圧力をかけながら、傷口に的確に水をかけられます。なので、ファーストエイドには注射器がけっこう重要なアイテムではないかと思っています。
そして、ジップロック。
ジップロックの角をちょっとだけハサミでカットして水を入れてあげれば、同じように少量の水を的確につかえるようになります。注射器が無い場合は有効ですね。
しかも、ジップロックであれば、氷のうのようなアイシングアイテムとしても使えます。いろいろ用途に使えるので、数枚はファーストエイドキットにいれておきましょう。(100円ショップのものは強度に難ありです。2重ロックのものがベスト)

 

傷口を乾燥させない

キズをきれいに洗ったら、乾燥させないということが重要です。
なので、ガーゼなどは乾燥させるので使いません。しかもガーゼは、キズにくっついて、交換するときに、せっかく再生しようとしていた皮膚をまた剥がすということになります。
サランラップは使える?
この動画の夏井先生のいる松本にある病院では、必須アイテムのようですね(笑
外傷をとりあえず覆うものとしてサランラップが安価でよいのですが、これ、普通に持ち歩くわけにはいかないでしょう。キャンプとかなら、まぁ持って行きますけど。
そして、山だと何泊かする可能性もあるので、しっかりしたアイテムを所持しておきたいです。
ということで、以下、山・アウトドアでも使えるアイテムを動画の中から紹介します。

 

ファーストエイドにも使える!?おすすめのアイテム(創傷被覆剤)

 

フィルムドレッシング

ポリウレタンで作られた薄くて透明なフィルムシールです。防水性と通気性があり、傷を密閉します。以下のドレッシング材のカバー(二次ドレッシング材)としても使います。

 

アルギン酸塩系ドレッシング


プラスモイスト ヘモスタパッド 単回使用 サイズ80mm×300mm 1シート入
使い分け:出血している傷
海草のコンブから抽出したアルギン酸塩を不織布にしたもので、やはり傷口の浸出液でゲル化。ただし、防水フィルムで別にラップする必要があります。このアルギン酸塩のドレッシングは、強力な止血作用をもっています。つまり、緊急の外傷などの止血にも使えます。そのなかでもシート状になっていて、ファーストエイドでも使いやすそうなものがプラスモイスト、ヘモスタパッド。薬局やネットで購入できる唯一のアルギン酸塩被覆材です。山で使うなら、これを切り分けて持ち歩くのがベストな気がします。
アルギン酸塩ドレッシングのプラスモイスト
中を開けると柔らかい不織のシートになっています。

 


ズイコウパッド ZUIKOPAD
15cm四方の吸収メッシュ素材で単体パックになっています。こちらは、商品区分としては雑貨,つまりガーゼや包帯と同じ扱いですが、メッシュ状の表面材はプラスモイストと同じで、単独で使用しても創面に固着することはないので、深い傷に使えます。

 

ハイドロコロイド系ドレッシング


ズイコウ ハイドロコロイド包帯 大きめロール 10cm幅×40cm巻
使い分け:止血が得られた顔面のキズ/止血が得られた指など尖部損傷(不要クッション)
上はアマゾンでもベストセラーになっていました。ハイドロコロイドの被覆シート。ハイドロコロイドというのは、キズ面の皮膚からでる浸出液でやわらかいゲル状になり、キズの部分だけ溶け、キズにくっつきません。防水性に優れ、アウドドアでも最適です。
シート状になっているので、好きなサイズで切って使えますのでこれもアウトドア・登山などによいと思います。包帯という名前ですが、ロール状になっているだけで切って使います。
ハイドロコロイドのシート。バンドエイドの変わりに!
ハイドロコロイドのものとしてはコレが一番リーズナブル。ファーストエイドには使いやすいサイズにカットしてジップロックに入れて持って行きます。

 

防水フィルム

 
実はこれが一番山でも日常でも使います。ハイドロコロイドの上から張る防水フィルムです。ゴアテックスフィルムのように、防水性と透湿性をあわせもったかぶれにくい(蒸れにくい)素材です。切り傷のような傷口がフィルムにつかないようであれば、これだけでも十分です。これも、ジップロックケースにカットして入れています。自宅でも使うので10mをロール買いしています。

 


ハイドロ救急パッドのようにあらかじめカットされているものもある。割高だが便利。バンドエイドキズパワーなど同系のパッドよりもリーダーのハイドロ救急パッドのほうが経済的です。
ただし、山やアウトドアではやはり自在カットできるようなシートも持ち合わせたほうがいいと思います。傷の大きさは絆創膏にあわせてくれるわけではないので、広範囲の擦り傷などの対処を考えておきたいところ。

 

その他のドレッシング材

ハイドロコロイドのデュオカクティブ
なぜか医療用のデュオアクティブCFGがありました。これは大きいのでカットして使えます。

 

ポリウレタンフォーム系ドレッシング

ポリウレタンフォームのハイドロサイト
使い分け:止血が得られた指など尖部損傷(要クッション)
ハイドロサイトという品名で売っています。
非固着性ポリウレタンの親水性吸収フォームで、吸水性能が高く、ゲル化はしませんが、厚みがありクッション効果が高いです。なので、スポーツやアウトドアなどで体をアクティブに動かす場合に有効です。

 

ハイドロポリマー系ドレッシング

ティエール
吸水能力が高く、柔軟なために、関節や指などに使いやすい。手に入りにくいのが難

 

サランラップ


サランラップには粘着性がないため、傷を覆う場合はテープで止めるなどの処置が必要です。ワセリンをラップに塗って患部を覆うこともできます。その場合ワセリンは白ワセリンを使うこと。ワセリンを使うことによって、より創傷の傷口を乾燥させないようにする目的です。空気と接触しないことによって、鎮痛効果があがります。また、創傷の浸水液の多い場合は吸水パッドなどを当てる必要があります。夏井Drによれば、クレラップよりサランラップ、だそうです。
※基本的には下部で紹介する防水フィルムを使っています。

 

ラップを用いたウェット療法~傷の治療

 

傷の治療に使うべきではないもの

軟膏やクリーム

怪我をしたからといって、軟膏やクリームは不要です。というかむしろ塗ってはいけないようです。やけどや創傷では、オロナイン軟膏やクリーム状の軟膏は有害だそうです。

 

消毒とガーゼ

「消毒薬も色素も熱湯も蛋白質の立体構造を不可逆的変性させます。つまり,生卵を茹でてゆで卵を作るのと同じ変化であり,ゆで卵を暖めても雛が孵ることがないように,消毒薬で変性した細胞は元に戻りません。(中略)このような変性はもちろん,創面に露出した人間の細胞膜や細胞質でも起こります。つまり,消毒薬の創面に対する作用は不可逆性変性です。だから,人体細胞も消毒薬で死にます。これが,人体細胞に対する消毒薬の作用です」「傷を消毒し,ガーゼをあてる」ことで,傷の治癒を遅らせて患者さんに経済的損害を与え,無用の身体的苦痛を与えているのだ。すなわち,医療行為として行われているものの中で最も意味がなく非科学的で野蛮な行為といえる。」
 新しい創傷治療より
夏井Drによると、病院で使っているガーゼは不滅菌らしいので、それほど気にしなくてもいいようですが、ファーストエイドの場合、ザックにずっと放り込んでおくことが多く、一応、パッケージされた使いきりの滅菌ガーゼがよいかと思います。汚れを拭いたり何かと便利。

 

 

参考ページ
新しい創傷治療

 

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