奥穂のなんりょー!

5月25日 奥穂高岳南稜へ。
下山は吊尾根から重太郎新道→奥明神沢へ



フラワームーン明けの週末は最高の天気を迎え、奥穂の南稜を登ることができました。
金曜日から入山した岳沢小屋は、私とお客さんと二人だけで、

まさかの、一人一部屋づつ…(ヤッタワ
食事も豪華で美味しく、ありがたや~。

 

今年の奥穂も残雪が少なすぎて、最初の大滝横取り付き以降は、アイゼンを外して登ることにしました。
本命の沢筋コースは雪渓が残っていたので、右手の灌木帯を踏み跡を探しながらもトリコニーへ
ちなみに、この沢筋登るのが、南稜の一番怖いと思うところです。いつも濡れてて、確保がしにくいです。なので、危険な香りがしたら、灌木帯のほうが安全。

 


トリコニーから乗鞍方面。
めっちゃブルー

 


トリコニーからはいったんアイゼン装着

 


しかし、岩場が多く、南稜の頭まで2-3度アイゼンのつけ外しでした。

 


今回は残雪が少なく、吊尾根を夏道トラバースで紀美子平へ。
雪渓トラバースポイントが5箇所ほどあります。
気温が上がってきてちょうどよいくらいにザクザクになってきたので良かった。
これ、ガチガチのままだったら、ちと怖いっすね。
結局、10回ほどはアイゼンつけ外し作業でした。
面倒を怠らないのが基本!

 


重太郎新道は1箇所、雪面ポイントがあるのでそこだけアイゼンつけました。
カモシカの立場手前の鞍部から奥明神沢へ離脱できそうだったので、そこから雪渓を下りました。
奥明神沢、上部を見上げると、落石がいっぱい散りばめられていました。
ちょっと雪すくなくて、ここ通るのはもうリスクありすぎなのかなと思いますね

 

下山後、西糸屋山荘泊で終了。
13時間の行動でした。