秋の氷ノ山|兵庫の屋根・那岐の山を歩く

秋の氷ノ山、紅葉登山

長く山をやっていましても、縁がない山というのもあります。行きたいと思っていても、ついに行くチャンスがなかったりしますが、今回行った氷ノ山、もう登ることもないかな、と思っていた山ですが、その機会に恵まれました。最高の秋の日に1人歩きはなんともいえません。
氷ノ山がはじめてという方のために歩き方を紹介したいと思います。



氷ノ山(ひょうのぜん)は兵庫県と鳥取県の県界に位置し、兵庫の屋根とも呼ばれている、このあたりでは伯耆大山に続く山らしい名山の一つです。
氷ノ山はその名の通り積雪が多く、周辺はスキー場が多くできていますが、標高が高いこともあってなかなかの縦走路を楽しめます。
別名、那岐山(なぎせん)ともいい、イザナギ、イザナミの神に由来するそうです。
センという言い方は中国・四国(西日本?)地方独特の呼び方で、大山や弥山などもそうですね。
百名山に選ばれていないせいか、ローカルばかりな雰囲気もよいですね。
ちょっとスキー場が多く、麓はアレですけど、雰囲気は良いです。

氷ノ山の歩き方|コース

氷ノ山は兵庫の屋根といわれながらも、じつは鳥取側から登るのが一番短くなります。
ほとんどの方がマイカー利用だと思いますが、たんなるピークハント的な登り方はもったいないですので、マイカーでも周回できるようにコースをとったほうがいいでしょう。
そうなると、兵庫側のほうが何かと便利でしょうか。
氷ノ山のコースマップ

親水公園から氷ノ山越

福定から氷ノ山国際スキー場に少し進むと親水公園の駐車場があります。トイレや水場もあり途中には布滝・不動滝など見所があります。ブナとミズナラの森を登っていきますが、多少急なところ、ハシゴ場などがありますが、歩きやすい道です。

ハチ高原から小代越~尾根を縦走

長いコースですがハチ高原付近は木がないので展望がよいです。稜線は森林部分も快適で体力と時間があれば歩いてみたいコースです。
ハチ高原に無料の駐車場・トイレがあります。

東尾根コース

国際スキー場までマイカーで上がると、ロッジのすぐ先にきれいなトイレがあります。その数十m先が登山口と数台止められる駐車スペースがあります。駐車できなければ、ロッジ付近に数台止められます
尾根まで急登が続きますが、ブナ・ミズナラの森の尾根は楽しめます。神大ロッジに水場があり、ここから先、千本杉などの古木を楽しみながらなだらかに登っていきます。

大段ヶ平コース

国際スキー場から未舗装の道をさらにマイカーでココまで入れば楽に登れます。コースもやさしいです。

ブン回しコース

氷ノ山を一周する縦走です。
大段ヶ平・東尾根から、ハチ高原までのロングトレイルは歩き応えあります。
さらに余裕があれば鉢伏山まで登れば、氷ノ山の山容を手中に収めることができるでしょう!

 

氷ノ越コース

鳥取側の氷ノ越への最短ルートです。

仙石コース

鳥取側の氷ノ山へ直接登るルートで、氷ノ越コースと周回すると良いでしょう。

 

 

ということで、今回は伊丹から3時間ほど車を走らせて、1泊で氷ノ山へ。
宿はハチ北高原温泉というところに泊まりました。

 

氷ノ山,紅葉,登山
歩いたのは、氷ノ山の縦走周回コース、通称ぶん回し、を予定していましたが、変更、半分縦走してきました。
登山道は歩きやすいです。久しぶりに西日本の山に登るとほっとします。関東では奥秩父がそれに近いのですが、なにか西の山独特の雰囲気ははっきりと感じますね。

 

氷ノ山の紅葉のツツジ 氷ノ山の紅葉のブナ
ブナやツツジの紅葉の中を歩きます。

 

氷ノ山の紅葉のブナ
頂上周辺はササ尾根で視界展望はすこぶる良し!