山に登るというのは、日常から飛び出し、非日常を味わうこと。今までと違う刺激を求める、能動的に歩く(登る)という基本的かつ運動(刺激)の伴う作業と、非日常の環境の最中にいることで、五感から脳内に流れる電気信号が「より特別なもの」に感じられます。
結局そこにどういう学びがあるのかというと、日常(常識)から非日常(不常識)の観点をもてる瞬間がやってくるということが言えるんじゃないでしょうか。そこに気づくまでの年月はひとそれぞれでしょうが…
それは、「長年思い込んできたもの」をぶち壊し、「いつでも自由なんだ」という思いに達せられるチャンスでもあります。(下界にもどると観念ももどりがちですw)
さて、今回は、沖縄ツーリスト、山歩倶楽部の大雪山縦走ツアー。
20名MAXでの催行となりました。
ガイドにベテランIさんにも手伝ってもらいました。
山歩倶楽部のツアー登山は、単なる星落とし的なツアーにはしたくないという思いがあり、
名山と呼ばれるところに登らなくても、感動あるコースや企画をしていきたいと思っています。
ってことで、今回は、
旭岳の姿見の池から裾合平を含めた愛山渓のトレッキングコースと、
層雲峡・銀泉台から赤岳~緑岳を縦走して、高原温泉に下るルートをとりました。
ツアーは無事に終了、参加者も満足していただきました。
しかし、このお客様たち(おばぁとおじぃのことです)…
毎回なんですが、
なんと元気なんでしょうか・・・
76歳の方を筆頭にかなり高齢化グループでしたが、元気だけは人一倍です(笑
ガイドをしていますと、登山にはいつも緊張と不安がまざります。
しかしそれは、ネガティブではなく、必要不可欠なものととらえると、問題がなくなります。
排除ではなく内包。
一言でいえるとしたら、
なんくるないさぁ、です。
裾合平のチングルマは終わっていました。
沼の平
沼の平
コマクサ平
第一花畑
少々ハプニングもありましたが…
※付随しますが、今回TCの塩Gさんがスリップした際に手をついてしまい、傷めました。そのとき、はじめて、最近携帯していた、医療用のギブスを使ってみましたが、かなり効果的で、サムスプリントなどの固定具などより、圧倒的な固定力と使いやすさ、処置の早さなどを実感しました。
薬局にはおそらく売っていませんが、ネットで購入可能(医療行為となる可能性があるため、使用上は確認と注意が必要です)