対馬に行ってきました。
対馬というと、福岡の一部のような島ですが、長崎県です。そして、沖縄を除いて、日本で3番目に大きな島、だそうです。この対馬には、最高峰の矢立山よりも有名な、洲藻白嶽というすばらしい山があるのです。今回は、そこに登って、さらに、防人の歴史の山・金田城址(城山)も歩いて、対馬の魚に舌鼓を打つという3日間の旅を堪能しました
「韓衣裾に取りつき泣く子らを置きてそ来ぬや母なしにして」
小学校・中学校時代に習った、誰もが知る短歌だと思います。
受験のために、枕詞や句の内容、季語などを覚えたのを記憶しています。
しかし、今、対馬に防人として出兵した人の歌だと知ると、泣ける歌です。
そんな防人の歴史が残る対馬の代表的な場所が、金田城(かねたのき)跡である城山です。
リアス式海岸にそびえる城山には、防人たちが作った城壁や、日露戦争時の砲台跡などが残っています。
今回は、現地の歴史にくわしいガイド(やんこも)さんに案内いただき、城山をトレッキングしました。
頂上からの展望もよく、城戸めぐりも合わせれば、結構な距離を歩くので、歴史・登山とも楽しめます。
2日目は、風が強いながらも本命である、白嶽へ。
白嶽は岩峰がそそりたつ、目立った山で、島のあちこちからもすぐ分かります。
わずか数十mという標高からの登山口には、立派な滝がかかり、水もすごくきれいで、島とはいえない山深さを感じます。
頂上は双子峰となっていて、雄岳と雌岳。通常登れるのは雄岳(514m)です。難しくないですが、高度感があり、風が強く、絶壁ですので、慎重に行動します。今回は、ロープをつないで2班に分かれて登りました。
高度感もあり、すばらしい景色でした。
私は子供の頃に、父親に連れられて、対馬に何度か着ています。釣りが目的でした。魚の思い出しかないですね。
やはり魚のうまさはピカイチです。今回も、なんとなく懐かしい味を感じました。とにかく油がのって新鮮!
対馬の郷土料理には、対州そばや、ろくべえ、石焼、いりやき、などなど。今回ぜんぶ堪能できました。
時間があれば、とよたま号に乗って、浅芽湾クルーズ観光をすると、城山や白嶽も海岸からの視点で楽しめます。入り江は年中波が穏やかで船酔いもしません
今回、個人的に最もよかったのがこのワダツミ神社でした。宮島の厳島神社の原型ともなった、格の高い神社だそうですが、奥は神気に満ちていました。