山でもドローンが流行りだした|ファントム3の時代に警鐘

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何かと話題性の出てきたマルチコプター、ドローン。
その筆頭がファントムです。現在ファントム2が現役ですが、近日ファントム3が新登場 出回っています!
山でドローンを飛ばしてみたい!?そのための予備知識を。



ドローンっていったいなに?


ドローンって、なんか名前がかわいいですが、別名、マルチコプター。
プロペラがたくさんついたラジコン操作するおもちゃ?のことです。
プロペラは4つのタイプが多いのですが、6つくらいあるドローンもあります。
手のひらに乗るミニサイズから、抱えるほどの大きなものまで、ピンキリです。
また、数十mまでしか飛行できずスマホなどで操作できる簡単なものや、障害物がなければ2-3km先まで操作できる本格的なものまであります。

 

ドローンの代名詞・ファントム

ファントムというのは、DJIというブランドのドローンで上の写真のものです。
遠距離まで飛ばせ、すごく安定した飛行をします。
そして、Goproなどのカメラを搭載しても、ブレない動画映像が撮れるのがウリです。
その性能と効果は大きく、個人撮影のほか、自治体や企業も使っていたりします。
その能力は、説明するよりも映像を見てもらえれば分かると思います。
https://youtu.be/wGUc_kLBIg8
ファントムの紹介動画です
そして、ファントム3が登場しました(日本でも近日発売)
これで十数万円なら手ごろな個人でも手が届く価格になってきました。
ファントム3は、4kの動画撮影を可能にした最新モデルです。
Phantom 3 Professionalには、ソニーの12メガのカメラが内臓されています。
(Goproよりもレンズ角度が狭く、自然な映りになります)

 

山でドローンが増えてくる!?

ドローンは簡単に手に入ります。
市場も拡大してきて、数千円のものからあります。確実に増えますね。
ところで、これで山を撮影したら、さぞかし凄い映像でしょうね?
と思うのは私だけではないと思います。
すでに、少数のアスリートや登山者がファントムを使って撮影した山の映像を動画でアップしています。

 

バックカントリー立山空撮・パウダースキー
谷川岳天神平スキー場空撮 DJI PHANTOM
対馬観光協会公式HPでのPR

 

確かに!これ、撮ってみたくなりますね。
ということで、今後、山でもドローンがちらほらお目見えすることが増えてくると思います。
だがしかし・・・

 

山では特にドローンをみたら要注意

でも、です。
この高性能なファントムは、力強いプロペラが4つついています。
このプロペラは指がすっぱり切れるほどの回転で飛行しているわけです。
ドローンの接触事故が日本でも少し話題になっています
画期的!と称賛されるドローン・マルチコプターが世界中で事故を招いていた!|NAVIER

 

ファントムの性能を調べてみると、飛行可能な風速は6m以下とありましたので、ちょっと山では、厳しい条件ではあります。
風は稜線を横切ったりすると瞬間やってきます。本物のヘリでも落ちるくらいですから。
でもきっと、山でドローンは増えてくるでしょう。
予想されるのは、こんなことです。
槍ヶ岳の頂上をドローンで撮影。日の出にあわせて飛行・・・
のような?
逃げてください、ドローンをみたら♪
やっぱり稜線ではヘルメットは必要ですね(笑

 

まだ完全ではないマルチコプターの環境整備

マルチコプターによる接触や、操縦が効かなくなってどこかに飛んでいったという事例がすでにあがっています。
本日、東京海上がドローン保険を発売というニュースがでていました。
日本初の「ドローン保険」、東京海上が7月発売 産業利用が加速

 

ファントム買う前に知っておくこと

ファントムを手に入れるにあたっては、上記のようなリスクがあるということを知っておいたほうがいいでしょう。
まったく、急に操縦がきかなくなって、墜落したり、ということが起こっていますし。
プロペラにはプロテクターを付け、保険にも入り、山では誰もいないだろうと思わずに、確認する。
さもないと、自分がドローンしてしまいますから(汗