山の天気予報はこれで決まり!|世界最強クラスの山岳気象がわかる情報サイト ウインディ(Windy

山の天気予報見ていますか?
ヤマテンとかテンクラとかありますけど、最近私がはまっている登山にめっちゃ使える気象サイトをご紹介します。
その名もウィンディ(windy.com)
PCサイトは見やすく、しかもアプリもあります。
なんと無料! 余計な広告も一切なしアンドロイドもアイフォンも対応!(マジかぁ!
神アプリなんて言い方しますけど、ウインディはもう最強の宇宙神アプリですよ…



登山出発前でも、山の中でも使えるアプリWindy

とりあえず、アプリをインストールもしくはサイト(Windy.com)をご覧になってください。
一目でその凄さがうかがい知れることでしょう。

 


まずは、ログインしてもらったら、画面左上にあるメニューを開きましょう。
おそらく日本向けにセットされているとは思いますが、風や気温の単位を確認しておきましょう。

 

そしてはじめの画面に表示されるのはまさにです。
アニメーション化されたその動きと色は、何の説明もなくても、風の動きや強さが一目瞭然です。
使い方は通常MAPと同じで拡大したり移動させたりできます。

 


画面右側には標高をいじれるバーがあって、これを上下に動かすことによって、好きな標高の風の状況を知ることができます。地表(左画像)から標高3000m(右画像)にかえたところ

 


そして、画面下は日付のタイムラインになっていて、10日間分の気象シミュレーションが分かります。
再生ボタンを押すとアニメーションが変化していきます。

 


画面右にはほかにもいろいろついていますよね。
そうです、ウインディはなにも風だけのサイトではないのです。
登山で使えるものとしては、雨・雪気温などのシミュレーションもみることができます。
※アプリ版はすべて三本線マークのリストの中に設定をいじれる一覧が入っています!

 


さらにすごいのが、その他のレイヤーのところを開けば、さらに細かい設定やシミュレーションを見ることができます。

 

登山の基本になりそうな雨雪予測


こちらは雨雪の予報。どのあたりが雨でどのあたりが雪なのかも目視できます。
追記)通常の登山であれば、この雨予報を多用していいと思います。ただ、使っていて精度が高いと思えるのは、せいぜい1-2日先までですので、それ以降は参考程度で変わってくるものと思って良いです。

 

山では気象レーダーでも確認


こちらはスマホアプリでみた気象レーダー
西からの雲の流れではわからない、急激な積乱雲の発達もリアルタイムでわかります。
雷が発生すると、マークにくわえてパチパチ音が鳴るところもすごいです。

 

 

地図アプリも兼用する気象アプリ、それがWindy!


ウインディのまたまた凄いところは、地図アプリも兼ねていることです。
地図を拡大してみてください。
見やすい地形図が現れます。しかも風のアニメーションも吹いています(笑)

 


気象状況が知りたいポイントを長押し(PCは右クリック)すると小窓がでます。

 


なんと距離測定もできます。

 


サウンディング(sounding forecast)というのは、その地点の上空の風と気温の状況がグラフ化されています(これはまぁ一般には必要ないかなw)

 

Windyなら天気予測も一目瞭然でわかる!


長押し小窓から天気ピッカーのところを表示すると、そこの風向きや風の強さがフラッグ化して出てきます。
赤い矢印のところを押すと・・・

なんとその地点の天気予報がグラフで出てきます。

 


ベーシック予報に

風予測

↑これが一番わかりやすいです。現地の天気予報と、降水予測のほか、雲の高さと厚みまで視覚的に認識できます。
これが正確かどうかはわかりませんが、低い雲なら山では雲海になるな、、とか予測できますよ!

 

 

こちらは雲・風・降水量などの詳しいエアグラム

気圧における風と温度+雨雲など
見てるだけでわくわくしますね^^

 

それで、
ちょっとこのグラフの下のところ

ココにあります英文字は何のことなのでしょう。
ECMWFというのは、ヨーロッパ中期予報センターという組織の気象解析データーということになります。
となりのGFSはNOAA(アメリカ国立気象環境予測センター)が提供する大気循環モデルデータの予測です。
そして、NEMSというのはmeteoblueというヨーロッパの気象提供サイトのデータです。(19年10月現在、MEMSはなくなりました)
追記)
※精度的には、ECMWFが高精度なのでそこを指標にしてよいと思います。
それから、PC版は右下の時計マーク、アプリは右下の三本線からリストをだして、データについてというところを開くと、次に出される新しいデータの更新時間(しかも日本時間で)が表示されますので、ご参考に!
(追記ここまで

 

 


上のECMWF・GFS・NEMS3つの予測を比較してみることが可能です。
ご覧のように、3つとも微妙に違います。あくまでシミュレーションであり、局地的な地形による天候などは加味されていないとおもいますので、あくまでも参考ということになりますが、間近の予測の精度はかなり高いと思いますので、登山中でもかなり役に立つ情報になると思います。

 

Windyは細かいポイント予測をしていた


こちらは西穂高岳の気象予測です

 


こちらは西穂高独標

 


距離的に近い、新穂高ロープウェイ山頂駅
同時にみてみますと、予測が微妙にかわっていきます

 

ちょっとわかりにくいですが、すごい精度です。
そのメカニズムは私にはさっぱりなのですが、同じエリア内でのピンポイント気象予測が出ています
これにはちょっと私も驚きました。

 

電波が届けは、いち早く現況を察知できる


例えば、山の中で、穏やかにみえても、ウインディをみれば、悪天が迫っていることを教えてくれます。
出発時間、ルート変更、引き返しなどの判断を明確にできるのです。

 

そのほかにも、海水温や海流、波の高さなどサーフィンや海関係にも最強に使えます。

 

どうでしょう、この宇宙神クラスのアプリ。
使えると思いませんか?
私もまだ使いこなしていないのですが、気象の勉強にもなりますし、楽しんで使っていこうと思います。

 

ちなみに、このWindy.comは、wikipediaのように、世界中から寄付を募って成り立っている組織のようです。