今年最後のアルプス登山となりました。
剱岳へ、別山尾根、翌日は源次郎尾根へ2周。
今期5回目の登頂でした
暑い暑いといっていたら、今期最初の寒気が降りました。初霜。
剣山荘に3泊して、剣岳別山尾根のガイドと、翌日に源次郎尾根も登ってきました。
通過した低気圧の」影響が色濃く、最初の登頂ではガスがかかり、朝から霧雨という状況でした。
それでも登頂はできたのでよしとしましょう。
ガイドとしては、参加してくれた方が満足してもらえることが何よりなのですが、天気ばかりは仕方がないですね。
翌日は秋晴れとなり、剱沢への出だしで、草露でビッショリとなりましたが、あとは快晴の中を比較的涼しく歩けました。
今回は2回、他の登山者があわや滑落寸前!という場面に出くわしました。
なかなか、そんな瞬間を目にすることもないのに、この2日で2回も目撃するとは・・・
とくに2回目に見た方は、岩場でバランスを崩しそうになり、私の脳裏には、その先の横転して転げ落ちるコマまで見えてました。
そして、なんと無意識に「あ”ーー!!!!」と叫んでいた私。
そもそも、そんな雄叫びを上げたことすらないのに(ラークとかは叫びますが)、そのときは、無意識に声がでてました。
その作用でしょうか、そのオジサン、我に帰ったようにとっさに手が動いて、岩を掴み横転を免れました。
8月のジャンでの大落石の目撃も合わせると、九死に一生的な目撃を3回したわけです。
これは・・・
何がおきているんだろう。
さておき、
剱沢の雪渓はもうかなり減退しており、来年以降もたとえ雪が降ったとしても、夏に残る雪はわずかになりそうです。
(これは、、、もう数年で万年雪とかなくなるな。氷河なんてもうありえん。)
取り付き直下まで、トラバース道を下り、そこから雪渓を渡ります。
先行PTはなく、後続も遠く、サクサク登って行きます。
やっぱり源次郎尾根は変化があって、登ってる感があります。
2峰の懸垂ポイントは新たに追加でボルトが打たれ、30mロープで足りました。でも、下までしっかり着地するなら、40mはほしいところです。
下山後、剣山荘に3拍目。
じつは、クロユリのコルは夕焼けスポットですが、ほとんどの方はこの瞬間を逃しておられます。
今年最後の夕日ですね。
さらば剱岳!また来年!?