沢登り!神宮川本谷(濁沢)

今期いちばんのトリッキーな沢にいってきました。
めっちゃ良かった!
画像はすべてTさん撮影



笹の沢より上位の濁沢

尾白川の神宮川というのは、どうやら新しい名前で、もともとは濁沢というらしいです。
サントリーのウィスキー工場の水源地ともなる重要な川が、濁沢なんて名前だとね、、、って、いいじゃんべつにw

 

前回、関西の沢の遠征が中止になり、急遽日帰りで神宮川にいくことにしたのですが、増水していて、さらに支流のヤチキ沢にいったので、
今回は、濁沢へ。

朝7時に白州のセブン集合で、八間岩にPして出発。
笹ノ沢との分岐まであるき、堰堤を越えてから入渓です。
笹ノ沢はいぜん登りましたが、こちらも超良い沢でした。
ちょうど水量アップしていて、難易度があがってましたが

 


堰堤をふたつほど越えると(はしご階段有り)最初の滝からクライムオンです。
この日も少々水量があり、直登はシャワー必至でしたね。

 


序盤はけっこう時間がかかります。
今回は二人だけだったので、かなり端折れてスピードアップでした。
それにしても迫力がある沢です。

 


40Mほどの滝。巻こうかとおもったら、左手にフィックスが張ってあったので、直登しました。
ロープは30Mしかなく、なかなか渋かったw
フィックスはボルトが打たれて固定されてありました。
カムは3本ほどほしいところです。

 


花崗岩なのに、とにかく岩がもろく、ゴルジュ中はつねに崩壊しています。
この沢、地図でみると、まっすぐの沢なんですよね。そのせいか、両岸からも崩壊がはげしいです。
また、直登にしても、岩がどれも浮いている感じで、やさしかろうが、それなりの手練れと一緒でないと危険な香りがします。

 


前半が終わると、傾斜がなくなり、渓相がかわります。
さきほどとは打って変わってしんじられないほどの美しいナメの穏やかな沢が続きます。
この中間部は、来るに値する場所ですね。ほんと癒やしでしかなかった。

 


後半は、傾斜が再び強くなり、沢は崩壊ルンゼと10mクラスの滝を何度か繰り返していきます。
最後は右に大高巻きをして、30mくらいの垂直の滝がみえたら、水も枯れかけたところで終了です。
7時半くらいにでて、12時半くらいに終了。なかなか早くね!?

 

そこからは、上に登らずに、獣道&踏み跡を高度をかえずに左にトラバースします。
いったん尾根のようなところに出たら、さらにトラバースしていくと鞍掛山の登山道にでました。
詰めもなくて超ラク♪

 


下りは日向山から尾根道をルーファイ。出だしがヤブでわかりにくい。

 

ほぼ知識ゼロでいっていたので、思いの外素晴らしい沢に感動しました。
ちょっと脆いのが、人を寄せ付けない感じがしますね。(人は入っています)