お盆連休前半に、薬師沢へ行ってきました。
赤城沢よりやさしくて、癒やしの沢でした!!
今回は、剱岳源次郎尾根の帰りに、富山で泊まってからの、薬師沢左俣へ。
薬師沢は、折立から薬師沢小屋へ下る途中にある枝沢で、赤城平を抜けて赤城山を源流とする沢です。
今回は、薬師沢小屋に泊まって、左俣を遡行して折立にそのまま降りました。
赤木沢だとちょっと長いのですが、薬師沢左俣だと、なんとか1日で抜けておりられます。
下りがながいんだが。。。。(笑)
折立は連休突入ということで、朝から渋滞しまくりで、混雑を避けている私は久しぶりにこんな賑やかなところに出会いました。
太郎小屋は満室でしたが、薬師沢小屋が空いていたので予約を取りましたが、大正解でした。
まず、アプローチは薬師沢小屋からもどったほうが楽です。そして、小屋はそんなにキャパも大きくないので、そこそこの混雑と、川で水浴びもでき、かなり気持ち良いです。
朝は4時半くらいに小屋を出発。ちょっと早かったと思います。
1時間弱で、左俣出合いの橋へ。ここでギアやら朝飯やら支度をすませて、いざ左俣へ。
出合からは、1時間ほどゴーロ帯を歩きます。ここが一番歩きにくい場所ですかね。
地図上の急なところから、滝のゴルジュ帯がはじまります。
といっても、渓相は明るく、滝も簡単に巻くことができます。
魚止めの滝?は右岸から簡単に巻けます。
このあたりは、時間帯的にも日が当たらないので、少々残念なところではありますね。
連瀑帯もそれほどむつかしくはないですが、初心者はロープを出したほうがよいでしょう。
滝エリアを抜けると、いっきに渓相が変わり、天国感が増してきます(笑)
そうなると、ほぼほぼ沢登りは終了で、途中からヘルメット以外はすべて装備を解除しました。
構えてカムとか持ってきちゃったけど、まったく不要。
ハードな沢登りとは違って、もう癒やされっぱなしで歩いていきます。
たいして蛇行もしないし、高度差も少ないので、ゆっくり歩いても進むのは早いです。
たおやかな尾根が近づいてきたら、本流はいかずに、コルに向かう枝沢をのぼっていきます。
本流の方は、あきらかにザレ場の上りになるのが見えます(笑)
最後は草付きからハイマツにぶち当たらないようにあがります。まだ踏み跡は顕著ではないので、なるべく踏みつけないように気をつけながら。
景色がこのあたり特有の、大きくて雄大でのんびりした風景で、癒やされます
薬師沢を振り返る。赤城平とよばれる池塘地帯は、沢からだと見えなかったw
稜線にでたら、そこからが本番です。
下山がかなり長いですね。以前の赤木沢も小屋にとまらずに折立に降りたのですがその時はかなり遅くなりました。
今回は3時台には下山。有峰ハウスにはじめて止まりましたが、この施設は利用価値大でした。