南アルプスの仙丈ヶ岳の小仙丈沢にいってきました。
小仙丈カールを抜ける爽快なルート!
(画像撮影Tさん)
南アルプスの小仙丈沢。
前々から行きたかった沢の一本。
手持ちの沢の本には記載がなく、ネット検索すると記録はあるものの、すべて沢中泊のものばかり。
でも、標高差やらなにやらみてると1日で抜けられそうです。
ということで、今回は北沢峠の小屋に泊まって、日帰り装備で行ってきました。
結果として、快適で、メンバーも足並みそろってましたので、8時間で戻ってこれました。
金曜日発なので、油断してまして、2週間ほど前に長衛小屋の予約(あぶねー
小屋を出たのは未明の3時半。
ホントは4時に出る予定だったのですが、私が寝ぼけて3時に起きて、3時半に出発。沢の取り付きにつくまで気が付かんかった(スマセン)
小仙丈沢の取り付きまでは林道を1時間半ほど歩きます。このあたり、まず行かないところですべてが新鮮でいいです。
取り付きからすでに上部の小仙丈カール付近まで見渡すことができます。こんな沢は珍しいですね。
寒いかと思ったら、それほどでもなく。また、沢も足首程度しか入らなくていいです。秋も期待。
沢の遡行図もナシですが、沢は2箇所の大滝以外はほとんど急なゴーロ帯メインで、V字谷は比較的巻きやすくグレードは今までの沢の中ではもっともやさしい感じでした。
ただし、標高差が1000m以上で、アプローチなどもあり、標高が3000mをこすのでそれなりの体力とスピードもほしいところです。
谷は常に広く、いつもの鬱蒼とした雰囲気がまったくなく、気持ちがいいくらいに晴れ渡る空を見ながら登ります。
バックには北岳が常にあり。
ひたすら本流を詰めます。上部で二股になるのですが、2:3くらい。左にはいると、小仙丈カールのような感じですが、こっちは手前の騙し。
たぶん、騙されてもカールの方に行けるようなので、こっちから行ってもいいかも。
水はカール手前ですでになくなり、稜線にはアリのように登山者がいるので、手前ですべて着替えて夏山スタイルでカールへ。
今回の核心は、カールの抜けでした。
稜線の最低鞍部へ抜けようと思ったのですが、わずか数十Mのハイマツに苦戦しました。
帰ったら傷だらけでしたわ(笑)
少し奥の方からザレを詰めるか、余裕があればカール左側の尾根をつめて仙丈ヶ岳へいくのもよいかもしれません。
ただ、けっこう体力バテバテでしたので、まぁ良しとします。
最高の見晴らしです。仙丈ヶ岳はめったに来ないですが、行くのは花の7月が多く、こんなに晴れたのは初めてかも。
北沢峠下山が11時半ころでした。