北アルプス 立山は剱岳に向かいました。
1年ぶりくらいなせいか、すごく久しぶりな感じと、剣沢の異世界な雰囲気に囲まれていい気持ちでした。
今年の剱岳方面は雪が多めです。とくに剣御前付近はけっこう積もっていました。
今回は剣御前と剣沢に2泊して、長次郎谷から雪渓をつめて頂上を目指します。
気温は高く、雪がゆるかったです。
この時期としても高いほうだと思いますが、アイゼンなんかほとんど効いていないような状態です。
ただし、長次郎雪渓(今季この日)は傾斜もゆるく、雪もゆるいということで、Wゆる状態で、ダダ登るだけで、案外テクニカルなこともなくコルまで上がれました。
(源次郎尾根のほうはかなり危険な状態だったという情報もあり)
長次郎のコルまではノーロプ&ストックで十分だたです。
コルから頂上までは、ちょっとしたミックス傾斜を登り、ヤセ尾根をつめれば、頂上@雪に埋まって何もない、に到着します。
頂上からの霞具合がナイスです。
下山は平蔵のコルから谷を下降しました。
ノーマルルートは、この時期、ちょっとキケンな香りがします。
なので平蔵谷を下れればベスト!
ってことで、またまたビニール(厚手)登場。
(やっぱりミニソリもってくればよかったぁ!)
「登りでヒィヒィ長次郎」+「下りはスルスル平蔵」=夏の剱より楽じゃん♪
と思っていましたが、忘れてました。
-「最後の剣沢の登り」=忘れてた!ここが泣けます(笑
小屋情報:剣山荘は夏まで休業中。(6月下)
剣沢小屋も梅雨時期はクローズのようです。7月からドコモの電波が届きます!
御前小屋は開いてます。
今回最も良かったのは、最終日に剣沢を登るときでした。
周りは真っ白な斜面のみ!異国にいるような幻想に落ちました。
小屋にはほとんどが剱岳を目指している登山客ばかりでしたが、1組だけ70オーバーのおじいちゃん二人がこの小屋をゴールに来ていました。いでたちは、ウールのチェックシャツに長いウッドピッケル…。まさにかつての山ヤさんですね。日が暮れるギリギリまで外で景色をみていたのは、この二人です。登らなくても、それ以上に楽しむことができます。
なぜならば、世界は、すべてが自分のものですかb