最軽量のインサレーション|ナノパフからマイクロパフ フーディへ!

最軽量のインサレーション|ナノパフからマイクロパフ フーディへ!

パタゴニア,ナノパフ,マイクロパフ

最近インサレーションに火がついているパタゴニアですが、今年はマイクロパフフーディという超軽量なシェルジャケットが出ました。
いろいろあり過ぎてわかりにくいのですが、ちょっとわかりやすく解釈したいと思います。
山で使った感想を追記しました。


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ダウン並の軽さと保温性を作り出す化繊ジャケット マイクロパフフーディ

ナノパフから始まり、通気性に特出したナノエアの登場。そしてナノエアライト。
さらに今年はマイクロパフです。
もう、インサレーションがどんだけあるんだって思いますが、今回はダウンのような軽さと保温性を備えた化繊素材を使った超軽量のインサレーションです。
いや、確かに軽い!ナノパフよりもさらに軽さを感じますし、ウルトラライトダウンよりも柔らかくナノエアより暖かい。
分かりやすい位置づけするなら、おそらくこんな感じなんです。

 

ナノエア→軽量化→ナノエアライト
ナノパフ→超軽量化→マイクロパフ
ただし、マイクロパフの保温力の低下は軽量化に比例しない、です。

 

今まではナノパフという完璧すぎるインサレーションがあり、それの派生的なラインナップがありましたが、今回は素材やデザインを見直してナノパフをはるかに上回り軽量化させたものがマイクロパフなんじゃないかと思っています。

 

ナノパフとマイクロパフの違い

ナノパフを単に軽量化させたものというわけではなく、よく見ると違いがあります。
ナイロンの軽量化
マイクロパフは0.7オンス・10デニールという超極薄ナイロンを使っています。ちなみにナノパフは1.4オンス・22デニールですから、相当に薄くなっています。

 

マイクロパフの縫い目の省略可

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ナノパフのキルト構造とちがって、マイクロパフ縫い目が少ないです。縫い目をなくすことで保温性と軽量化を高めているわけです。

 

恐ろしく軽くなったマイクロパフフーディ

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実測ではMsのSサイズで243g(公称値264g)。ナノパフが363gですから100g以上軽量化されています。

 

マイクロパフは軽量化した分ナノパフより保温性が劣るのか?

ここが問題です。
100gも軽くなっているのだから、保温力もそのくらい落ちるのか?と思えば、どうもそうでもなさそうです。
ナノパフには鉄板ともいえるインサレーション、プリマロフト・ゴールドが60g使われています。
これにたいしてマイクロパフにはプルマフィルというポリエステルが65gも使われていました。
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このプルマフィルは羽毛を模したような素材のようで、かなり軽くて高保温力があり、しかも濡れても保温力が保たれるということです。
正直、プリマロフトとプルマフィルとの比較ができないので、なんともいえませんが、インサレーションの重量だけを見ると、保温力は同等以上とみていいかもしれません。

 

しかし、です。

 

ここで、もう一つ、ナノパフとマイクロパフの大きな違いがあるのを忘れてはいけません。
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マイクロパフ(左青)は裏地まで貫通して縫い目があるのに対して、ナノパフの裏地には縫い目がありません。
つまりです。
風の影響下における保温力においては、ナノパフに軍配が上がるのではと予想できます。
縫い目が裏までつながっているということは、そこがわずかに風に対して手薄となる場所です。
これは、ダウンシュラフの保温力を保つ構造などを考えれば明らかな気がします。

 

ウルトラライトダウンセーターとマイクロパフ

そもそも羽毛に代わるというコンセプトでつくられていますので、同等品であるウルトラライトダウンセーターと比較しなくてはなりません。
ウルトラライトダウンセーターは、298gで、800フィルパワーの高性能ダウンと0.85オンス・15デニールのかなり薄いナイロンを使っています。
しかし、マイクロパフのほうがさらにナイロンは薄く、ドローコードなどを一切省いています。
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ウルトラライトダウンはより縫い目の多い細かいキルト構造ですが、ロフト力を保ち片寄りを防いでいます。空気層が重要なことからも作りこまれているデザインです。それにくらべ、マイクロパフは、軽量を最重視した必要最低限のデザインです。ドローコードはないし、ジッパーのウインドフラップも短いです。それだけ軽いを追求したってことですかね。中間着専用ともいえます。

 

ナノエアとの兼ね合い

すでに、通気性の高いナノエアがありますが、ナノエアの軽量版ナノエアライトというのもあります。
ナノエアはスリムフィットです。ナノパフはレギュラーフィット。
ナノエアが行動中の快適さ通気性を追求したものですし、マイクロパフは保温性があってもどこまで軽くできるかを主に置いたアイテムです。
マイクロパフは、本来の防風性のあるシェルなので、保温性をたもちつつ、強風下の行動中のアウターとしても使えますし、なによりも軽量化させたいときのココ一番のアイテムとなりえます。

 

とにかく軽いがイチバンのマイクロパフは中間着に!

ということで、まとめると、
マイクロパフフーディは最前線で最軽量の装備を目指した。
しかも保温性の高さは維持するのでパフォーマンスだけを伸ばすことができる。
中間着として効果が大きい
のではないかと思います。
とにかく軽さの恩恵からしてマイクロパフの役割は大きいかと思います。

 

 

この羽毛のような化繊の素材が高性能ならば、さらなる組み合わせができるかもしれませんね。ナノエアとか。あとは、今回思ったことは、キルト構造における縫い目のシームレス化ができるんじゃないかと思ったりします。コストさえなんとかなれば。

 

マイクロパフフーディ着てみた感じ

着心地はゆる軽なのですが、フードの部分はフィットします。ヘルメットの下にかぶれます。ドローコードなどのプラスチック部がなくすっきりしていて、腕上げは負荷をまったく感じません。
レイヤリングしてみました。アンダー+キャプリーンサーマル+マイクロパフ+アズハイブリッド(ソフトシェル) これだけ着てもほんと軽い。そして、暖かい。
今年の冬は多用してみたい感じです。

 

山で使ってきましたー|追記

パタゴニア,ナノパフ,マイクロパフ
秋山の針の木岳縦走で使ってきました。
行動中にナノエア、予備兼山小屋でマイクロパフを想定していましたが、10月にさしかかり、かなり寒く、出だしなどは、ナノエアの上からマイクロパフを装着です。
しかし、抜けるナノエアと対照的に、マイクロパフはめっちゃ暖かいです。着心地がナノパフより軽いのもよく、フィットもレギュラーなので、ナノエアの上からでも余裕でした。
フードの具合もちょうどよく、きつくなく、緩すぎずです。
これは、もうナノパフよりマイクロパフを使うしかなさそうな感じですね^^

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