登山用ザック|パタゴニアのナイントレイルズパック

アルパイン用やバックカントリー用、クライミング用といったザックはあったのですが、今回パタゴニアから夏山登山向けにナイントレイルズパックのちょうどよいサイズがでましたので、使ってみたいと思います。
もともとハーフデイハイキング向けの容量の小さいものでしたが、日本のアルプス縦走などでも十分使えそうな(もちろん小屋泊まりよ)26~36Lという容量のザックがでています。



ナイントレイルズパックを買ってみた感想


今回購入してみたのは、ナイントレイルズパック36Lタイプのいちばん大きなものです。
大きいといっても、ザックとしては標準ですね。
Msは28L、36L Wsは18L,26L

 

背負いやすさはかなりよし!

まず、一番大事な背負いやすさですが、
これは、パタゴニアの他のザックの中でも群を抜く感じがします。
まだ実際に山で使いこなしてないので、それは追記するよていですが、フィットがかなりよいです。
サイズはS/MとM/Lの2種類で、メンズとレディース別です。
身長170cm前後だとまずS/Mですね。

 

透けるような背面パッド


背面もけっこう画期的です。
形成された網?が背面にあって、中に通気性素材が入っています。

中が透けて見えます。これは新しい。

 

登山用に使いやすいデザイン


ベーシックなサイド&フロントポケットがついていて、登山には使いやすい形です。

 


特徴的なのは、ザックの片側に長めの縦ジッパーがついていることです。

 


ジッパーを開放すると、パッキングが非常にスムーズになります。

 


縦ジッパーは下からも開くことができるので、保温ポットなど素早く取り出すこともできます。これは、バックカントリー用ザックでも使われていて私的にはかなり嬉しい仕様です。

 

容量は定格36L以上に入ると思う


ウエストベルトは36Lにしては、けっこうしっかりしています。
というのも、これ、荷物(ロープ含む)いれてみたんですけど、けっこう容量に余裕があります。(感覚としては40はありそう)
公式HPでは、28Lを日帰り、36Lを1泊のトレイルハイクというふうにいっていますが、36Lで小屋泊なら2泊でも3泊でも余裕です。
で、もっと軽量化させたい人、あるいは中高年の方であれば、1泊以上でもこの36Lでは容量がおおきすぎ、もしくは荷物が重くなりすぎるような気もします。
28Lは雨蓋(トップパネル)が無いタイプで、また使ったことがないので、はっきり言えませんが、小屋泊であれば、軽量化縦走ならば28Lでもいいのかなと。

 

雨蓋とポケットが課題


雨蓋はなんか使いにくいです。生地も無駄に?2重になってたり、ポケット空間が狭め。
むしろ、雨蓋を外して使ったほうがいい感じです。その場合、トップは2重のドローコードで絞れますので問題なしです。

それから、ウエストベルトには定番のポケットが付いています。
ジッパーが長めについていてがばーっと開くのはいいのですが、ジッパーがあけにくく、さらに、湾曲したポケットですから、当然スマホもカメラも入らないので、入れるとすれば、、、、、
アメちゃん?
だとしたら、両サイドは不要で、右ベルトはアルパイン用のようにカラビナループをつけてほしかったですね。

 

あとは、、、欲をいえば軽量化でしょうかね。
もうすこし生地を薄くしてもいいとおもいます。これ、5年以上はもちそうですけど、ポケットになっている伸縮性の生地とゴムは紫外線にあたれば、3年でよれてきそうですしね。これは、他社のザックでも同じ。

 

 

まとめ|ナイントレイルズパック

少々改良してほしいところはあるものの、基本のフィットが抜群に良いので、今後も夏山の主力で使ってみようと思います。
で、実際良ければ追記、そして28Lも揃えてみたいと思いますので、またUPしたいと思います。
とりあえず今期のザックを考えているなら、ナイントレイルズは〇です。

 

 

追記
実際に使ってみました。
北海道の礼文島縦走にて。
日本の登山むけザックとしては、良好です。
正直、やはり36Lには思えない容量でした。背負いやすいですがザック自体が重くなるので、1泊程度であれば28Lがいいかな。
ヘルメット・ロープ・ガスなどフル装備ならこれでよし。
改良はトップの雨蓋がもうすこしがばっと大きく開くこと。頭側にジッパーがほしいこと。などでしょうか。

 

追記2
結局28Lのものも揃えて使っています。
トレッキングザックとして、使いやすくパッキングに応じて容量を切り替えています。