北アルプス,記録,後立山,鹿島槍ヶ岳,五竜岳,唐松岳,ガイド

4日間で後立山の爺ヶ岳から鹿島槍・五竜岳・唐松岳まで縦走しました。天気上々の涼しい稜線歩きを堪能。今シーズン最高の夕日を見た気がします。



9月の山対策と山の気づき

今シーズンは雨が多いのですが、実際に雨で出発しなかったツアーは1本だけで、私はいつもどおりの夏の忙しさでありました。おかげさまで、この9月は、もう少し縦走が続きそうです。今回は鹿島槍~五竜間の八峰キレットを通過ということで、すごく久しぶりに歩きました。
ガイド業に携わる以前でしたので、当然まったく記憶になく、キレット小屋すら「こんなだったかな?」と思うくらいです。キレット小屋のキャベツの千切りは覚えています。生まれて初めて泊まった小屋でキャベツの千切り見て感動したものです(今も健在キャベツ君!)

 

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今回はナノエアというパタゴニアのあたらしい化繊インサレーションジャケットを着て歩いたのですが、すこぶる快適でして、その記事は先のほうにレビューしてありますので参考にしてください。
ナノパフを凌ぐナノエア|パタゴニアの革命的インサレーション

 

さて、登山のスタートは
初日/扇沢手前の柏原新道から種池山荘泊→二日目/爺・鹿島槍~キレット小屋泊→三日目/五竜岳~唐松頂上山荘→四日目八方尾根下山 です。
唐松は予定なかったのですが(遠見尾根下山予定)、五竜山荘着が昼前でしたので、下山が楽でより快適な小屋である頂上山荘へ向かいました。天気は全般すばらしく、風もほどなく、涼しい感じで9月の稜線歩きを堪能できました。

 

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秋山前に気をつけておく情報

 

この時期、だいたい、荒れると遭難とか、そこまでいかなくてもヒドイ目にあったりします。
秋を迎える手前の、まだ夏山装備のまま油断して、寒気の入る9月の縦走で天候が荒れる、というパターンを何度も見ています。
まだまだ気をつけましょう。
グローブや帽子などは保温対策をして、ウェアも通気性と防風・保温性に優れたものを+1で携行するようにしましょう。
また、保温ポットを夏に使っていない人でも、必ず携行すべしです。(山、ナメンナヨ)
さて、その後立山(とくに鹿島槍付近)の稜線、このあたりは展望最高で、名山ぞろいですが、名人も死ぬほどの侮れない場所です。
ちょうど西側斜面(風が吹き上げる)がなだらかで、東側(風をよける)が切れ落ちています。なので、荒れたら逃げ場がないのです。こんな悪条件の場所は、あまりない…といいたいところですが、日本各地にどこにでもあるということを頭に入れておきましょう。

 

余談

ココ最近(数年前からですが)、山のガイドというものが、どの登山者にも定着してきました。なので、小屋や山であっても毎回「ガイドさん!」といわれます(「いえ、違います!」といいたいんですが。だって、だいたい、ガイドに興味を示して話かけられるときに、ポジティブな内容は希少ですし)
それは仕方ないのですが、
初めて会うってのに、
明日の天気・ガイドの給料(ガイド料)・私行けるかしら?・どのくらいかかる?・・・・続く
…(毎回パターンが決まっています)
あるときは歩いている最中に、座っていた方がいきなり開いていた地図をこっちに向けて、「ここはどこで、どっちに行けばいいの?」なんてのもありました(笑
まぁ、それも「仕方ない」のですけどw
小屋番の気持ちがわかりますw
キレット小屋のカウンターの裏(スタッフ側)壁には、大きく「平常心!」って書いてあったのには納得♪
でも、お話する人の気持ちもわかります。心配なんですよね。いろいろとw
私たちガイドは日常が、人の命、自分の生死とつねに隣り合わせという生活を送っています。
(もしかしたら私だけかもしれませんが)自分のとる行動、発言、判断などには中途半端なことはできないと思います。(その反動で親しい友人にはテキトーなこと言っていますけど。)とくにこれが大人数のツアーなどになると、そのフットワークや足並みにおいても鈍く、一つの判断が致命的になることもあり(こういう意味で、ツアー登山のガイドというのはいざというときは大変です…)難しさを常々感じています。

 

不安解消のために、いい方法。
これ最強です。
明日のことは、明日がやる。
明日は絶対におとずれない。
明日が一度だって今日を訪問したことはない。

 

実は、(私も含め)ほとんどの人は、明日を考えながら、今、歩いていることに、すこしも気がつこうとしてないのでした。(死ぬ寸前まで、死(な)ぬことを考えている)

 

なぜ、山がすがすがしいのか、なぜ、山に登るといい気持ちなのか。
天気やおいしい空気、景色、疲労感、酒、温泉・・・いろいろあるとはおもいますが、
実は、その苦労している最中、瞬間には、明日のこと(思考)が消え、昨日のこと(感情)が消え、起こっている事象のみが自分のなかに展開しているという
ただ在るということ(悟り)、をすこしだけ、体験できるからなのかな、
と今回思いました。
※天気予報をみるなとか、先の計画をするなとか、そんな二元論ではないことは明記
さて、そんなわけのわからない〆の後に、
最近、自作のアロマオイルで作る虫除けスプレーの記事をホームページのほうで紹介しましたので、ぜひ除いてみてください
アウトドアで使える天然ハーブの虫除けアロマ|作り方!