パタゴニアのフリース比べ|マイクロD1/4ジップ

 

ウェア整理も進んで、今まで来ていたフリースなどを処分しましたので、新しくパタゴニアのマイクロD1/4ジップを使ってみることにしました。そしたら昨年買ったピトンプルオーバーフリースとほぼ被っていたことに気づいたのですが…



↑マイクロDジャケット
今までは見向きもしなかった、シンチラフリースのマイクロD1/4zipフリースですが、お値段もお手ごろだし、試しに使ってみることにしました。
パタゴニアのフリースは今、素材が、ポーラテックなどを多く採用するようになっていますが、このマイクロDは従来のリサイクルポリエステルを使ったフリースです。

 

マイクロD VS ピトンプルオーバー

実は、ピトンプルオーバーのフリースとものすごく被ると思ったので、ちょっとそのへんを書いてみます。
ピトンのほうは、ポーラテックのパワードライを採用していたとおもいます。表面の風合いは若干違います。裏地は同じフリースですが、これもよく見ると違いが分かります。
マイクロDフリースの裏地
こちらがマイクロDのシンチラフリースの裏地です。

 

ピトンプルオーバーフリースの裏地
そしてこちらがピトンプルオーバーのポーラテックパワードライの裏地。
素材はどちらがよいかといえば、見た目には後者がよさそうです。

 

ここが違うマイクロD1/4ジップ

実際に着て比べると、フィットも若干違うせいか、マイクロDのほうが暖かく感じました。
決してピトンが暖かくないというわけではないのですよ。
そして、軽さですが、ピトンのほうが公証値がわからないので計ってみました。
ピトンプルオーバー(XS)224g
マイクロD1/4ジップ(XS)177g
保温性ではピトンがあるはずなのですが、マイクロDのほうが暖かく感じます。
なぜでしょう?
マイクロD1/4ジップのロゴ

 

恐らくですが、ピトンの素材はパワードライ。常にドライなんです!
つまり、汗を外に出そうとしています。
なので、熱が若干奪われる感じや蒸気がぬけていく感じがあるんじゃないでしょうか?
反面、マイクロDのほうは、素材であるマイクロフリースはおそらく、パワードライほど抜けないのです。
なので、体温も跳ね返して暖かいと感じます。
実際暖かいです。

 

では、ピトンはダメなんでしょうか?
マイクロDよりも厚い生地なのに暖かくないなんて…
ピトンのバカ…
そうじゃないのですね。
本当はフリースを着て行動したときに差が出ます。
運動すると汗が出ます。ピトンはいち早く、汗(蒸気)を外に出そうとするのです。
マイクロDは…、恐らくそこまで出し切れずに、裏側で水滴がつくはずです。

 

そうなったときはピトン(パワードライ)の性能が圧勝するわけです。
マイクロD1/4ジッププルオーバーの着かた

マイクロDフリースの正しい着かた

もうお分かりと思いますが、マイクロDのシンチラフリースは、あまり激しい運動には向いてないのかもしれません。
デザインも、腕や裾が絞られていなく、リラックスできるデザインです。
もちろんアルパインフリースとして、まったく不適、というわけではないでしょうが、パタゴニアのなかでは、完全に日常・デイオフ仕様となっています。
そういう意味ではシンチラスナップTなども同じでしょう。
普段着、寝巻き、キャンプ、釣り、運動後の保温用着替えなどに最適といえるかと思います。

 

 

とにかく、部屋の中でも着ていられる薄さですし、なかなか良いです、マイクロDフリース
子供用フリースやネックウォーマーなどもあります。