ちゃんといただきますのススメ

いただきます

ご飯を食べるとき、ご飯に向かって食べていますか?
山に入るとご飯がとてもおいしく感じます。それは、「滅多に無い」という思いがあるからでもあります。
ながら食べを止めると、見えないものが見えてくるかもしれません。



食事五観の偈

山に入らないと、1日2食くらいになります。今、普段は2食、2.5食という人も多くなっているような気がします(少なくとも周りには)
山に入ると、3食は食べます。
山に入り続けていると、5食くらいになっています。
不思議ですね♪
でも山に下りてきたときが、いちばん「なんでも食べれるんだ」っていう嬉しい思いになりませんか。

 

そのときに、下らずに(浴酒)、登ってみましょう(謝意)

 

食事五観の偈(しょくじごかんのげ)

 
一つには、功の多少を計り、彼の来処を量る。
(この食物が食膳に運ばれるまでには、幾多の人々の労力と神仏の加護によることを思って感謝いたします)
 
二つには、己が徳行の全欠をはかって共に応ず。
(わたしく共の徳行の足らざるに、この食物を頂くことを、過分に思います)
 
三つには、心を防ぎ、過貧等を離るるを宗とす。
(この食物にむかって貪る心、厭う心をおこしません)
 
四つには、正に良薬を事とするは形枯を療ぜんが為なり
(この食物は、天地の生命を宿す良薬と心得て頂きます)
 
五つには、道業を成せんが為に、将にこの食をうくべし。
(この食物は道業を成ぜんが為に頂くことを誓います)

 

(桃林寺花園会聖典より)