7月に入り、夏山もJOYな季節になってきました。台風が早くも連打してきているのですが、今年のシーズンはどんなふうになるんでしょうか。ともかく、最近の山ブームで、こと連休の混雑がハンパないのですが、混雑を避けた登山というものを考えて見ます。
北アルプスの登山ブーム真っ盛りですね。
そして、南アルプスやら中央アルプスも週末は多くなっています。
ルートもさることながら、こと、山小屋の混雑が大変です。
今年はとくに9月に5連休というシルバーウィークが控えています。
昔は9月というと、人が少ないクリアランス登山ができたものですが、いまや、一年で一番人が多いのは、GWでもお盆でもなく、9月の連休なのです。
登山入門サイトのほうに北アルプスの比較的混雑を避けたコースを紹介しています(参考まで)
5日あったら北アルプス縦走?!|連休の混まないおすすめルート
これは仕事などで平日休みがとれない人にとっては永遠のテーマかもしれませんね。
山と仕事とどっちが大事か!?
と言われて、まだ、仕事の合間に山に登っているというものなら仕方がありません。
しかし、ともすると、山のために仕事がんばってるという人も少なくないのではと思います。
そして、その次の段階は、山に登れないなら仕事する意味ないじゃん!とまで言えたらご立派。
私は不運なことに10代後半からコレ↑になっていました(汗
これだけ便利になって、これだけ快適になっているつもりでも、山ひとつ満足に登れない環境とは自分がつくりだしていることが多いのかもしれません(仕方が無いという環境も含め)
さて、それはさておき、
それでも連休に山にいくとしたら、できるだけ混雑は避けたいものです。
どうすればいいでしょう?
私もよく渋滞にはまっていたので、いろいろ考えました。
休みを少しずらしたり、過疎エリアの山に登るというのも手ですね。
でも連休は、やはり縦走などが出来るチャンスでもあるのですから、なるべくアルプスなど高い山に登りたいですよね。
お盆は下の渋滞なども考慮しなければならないし、なかなか・・・
個人登山を計画する上でのポイントを少し書いてみます。
この山に登りたい!というのはあると思います。でも連休は、登りたい山<混雑しない山、なのです。どこでも楽しめるスタンスというのはいいことかもしれません。
まず、テント縦走できるならマル。混雑はけっこう避けられます。
最近は山のテン場も激混みしてますので、着いたらテン場が無かったということもありえます。が、場所さえ確保できれば気楽なものです。早い行動が吉。
山小屋泊だとそうはいきません。人気エリアの小さな山小屋には要注意です。
なるべく大きめの小屋のほうがキャパがあるので、いいかもしれません。
最近は山小屋も、予約希望というところが多く、場所によっては予約制です。たいていはウェブサイトなどで混雑カレンダーなどを出しています。なので、あらかじめどのくらい混んでいるかをチェックしておくことは必須かもしれません。「予約」はあてになりません。こんな時期はとにかく詰め込みが基本ですから、不明なら電話して聞いてみましょう。
連休の初日にはたくさんの人が入山します。この波が来る前に山に入れたら最適です。ハマってしまうと、交通網から動かなくなることもあり、目的の宿泊地まで辿り着けないことになりかねません。駐車場もしかりで、基本、どこも満車ということは考えられます。行動は早いほうがいいでしょう。
たとえば、槍穂高方面では、上部の山小屋は2-3日目にMAXピークを迎えるといえます。(予想です)
混雑が多いのは、観光客から初心者ハイカーも巻き込んだエリアがトップだと思います。こういう場所はネコも杓子も訪れるのです。だから、登山者しか来ないようなエリアのほうが理想的だと思います。
これは難しいことかもしれませんが、人の少ない場所を前半、多い場所を後半にもってきたほうがいいでしょう。ただし、コースを逆といっても、人気コースを逆走してはいけません。離合が多くて大変ですので。もしそんなコースをとってしまったら、時間帯も注意します。
べつに絶食しろ!とかじゃないです。5:30朝食ってのがあるでしょう!?これを半数以上は食べてから出発するものです。だから、食べずにさっさと出発しましょう。お腹がすけば、途中で休憩しながら食べれば良いのです。これだけでも、混雑するはずの山が、以外に静かに歩くことが出来るかもしれません。朝の大事な時間帯は貴重な体験ができるものです。
また、登山最終日(帰宅日)はとくに朝暗いうちから出発できれば、渋滞時間も回避できることでしょう。
私は、前回の9月の5連休では、穂高を朝の3時に小屋を出発し、温泉入浴も止めて渋滞は回避して帰れました(汗
とまぁすこしでも混雑を回避する努力は考えるのですが、やはり、連休には山に登らない、というのがベストアンサーに思います(笑