パタゴニアのアンダー・メリノも刷新|そしてメリノエアってなんだ!?

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パタゴニアのアンダーウェア、キャプリーンと同時にメリノベースレイヤーも新しくなりました。私はどちらかというとキャプリーンを多用するほうなのですが、今回はメリノエアーという新しいウェアも登場したので違いなどを具体的に取り上げてみます。
※2018年モデルよりメリノエアは名前をキャプリーンエアと改名し、刷新されています




メリノベースレイヤーもキャプリーンと同じように、番号表記(1・2・3)から、デイリー・ライトウェイト・ミッドウェイト・サーマルウェイトという種類分けに変わりました。
恐らく、
メリノ3ミッドウェイト⇒サーマルウェイト
メリノ2ライトウェイト⇒ミッドウェイト
メリノ1シルクウェイト⇒ライトウェイト
新たにメリノデイリーそして、メリノエアが別格で登場しました!

 

どこまで進化するのか通気開発|メリノエアを試す!

まず先に言っておきますが、これはかなりオタクアイテムです。
究極を目指すとこうも進化するものなんですね(笑
縫い目が一切なくて、伸縮性とロフト性、そして、ジグザグパターンの凹凸を生み出すことによって肌触りと通気性を一気に解消した最先端のアンダーウェアです。
5.6オンスMsクルーで196g
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メリノエアの特徴はなんといってもこの凹凸のあるロフトウール。キャプリーンにはグリッドパターンという構造がありましたがメリノにはありませんでした。キャプリーン(49%)とメリノウール(51%)を半々に混ぜることで、ある程度の通気性や速乾性ならびに強度を出しているようです。
そして、もう一つの大きな特徴が、縫い目がないのです。
さすがにフーディはあるだろうと思っていましたが、従来縫い目となるラインでで織りが変化しています。

メリノエアを着てみた感想

「エア」というとナノエアが新しい発想のウェアとして昨年デビューしたのですが、エアと名がつくからには、このメリノも「通気」を感じるのでしょうか?
実際に着てみました。
スリムフィットなので、当然体にフィットするのですが、きついわけではないのですが密着感がたまらなくあります。
しかしだからといって、うっとおしさがありません。
着た瞬間の暖かーい!という感じは無く、なんとなくエアが抜けている感じです。
しかも、着心地が、なんといえばいいか、
まるで、カジュアルウェアを着ているような感触ですね^^;
なお、メリノエアにはクルーとフーディ、タイツであるボトムがあります。

 

メリノエア・フーディのフィットもGOOD

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フードも縫い目無しということですが、フッィット感はよく、バラクラバとして機能しています。
生地の空気抜けがよいので、口元を閉じても生地自体から息が抜けてくれます。
ただし丸穴の目出し帽子と同じなので、個人的には厳冬期の雪山ではどうかなぁと思います。

 

メリノエアのデメリット

まぁ、なによりも高価です。
メリノエア19440円…>┼○ バタッ。
これはあくまでもモノを追求するオタク製品であることは間違いないです!
で、従来のメリノとちがいロフトがあるので、アウター(露出)使用はさけたほうがいいでしょう。
木の枝などにひっかかろうものなら、ダメージは受けやすいものとおもわれます。
また、取り扱いも丁寧に。袖口などもほころびに注意したほうがよさそうです。
もちろん洗濯はネットに入れるか、できれば手洗いですね♪
それから上記も記載しましたが、フーディの場合、フードのフィット感は良いのですが、丸い目出し帽タイプなので、ゴーグルやサングラスの隙間が比較的できてしまうのは避けられない気がします。
通常のクルーにバラクラバを別というセットのほうがいいかもしれませんね。まぁ、厳冬期の雪山の話ですので、それほどシビアなアクティビティでなければ、十分機能してくれますよ!

 

追記です。
その後、山で何度か使ってみています。
織りの構造上、やはりさらさらしていますね。インナーとしては最適で、そのまま肌着でOK.キャプリーンやメッシュ肌着を下に重ねるとさらにいいかもしれません。
もったいないから、これを表に出すことはありませんが、フードがかなり調子がよく、保温といういみでは調子良いです。
もうすこしフィットがきつくてもよいかなとおもえるくらいの緩さなので、山のパジャマや予備ウェアになります。
問題は、やっぱり高価なので、手荒く扱えないところですね(笑

 

改良されたパタゴニア・メリノベースレイヤーの特徴

※2018/19シーズンはメリノベースレイヤーは品切れとなっています。

メリノ・サーマルウェイト|旧メリノ3

 

最も暖かいメリノウールのラインナップです。
混紡比はメリノ80%:キャプリーン20%ですので、暖かさ優先ということもわかります。
6.5オンス生地は厚めでもっぱら冬季シーズンに適しています。
今年は、クルーとジップネックですが、山などで激しく動く場合は体温コントロールも兼ねてジップネックがベターと思います。停滞時などの予備アンダーとしてはクルーでしょうか。
ボトムは冷え性の人はおすすめ。下半身は汗をあまり気にしなくていいでしょう。
Msクルー235g

 

メリノ・ミッドウェイト|旧メリノ2

 

メリノミッドウェイトはもっとも幅広い用途があり、もっとも使いやすいのではないでしょうか。ちょうど昨年までのメリノ2と同格です、私もメリノ2は多用しています。混紡比はメリノ80%:キャプリーン20%で、サーマルウェイトと同じです。厚みは4.9オンスMsクルーで209g
今季は、クルーのほかにジップネック、ボタン留めのフーディがあります。フーディは冬季のバラクラバに類するフーディではなく、頭部首の保温としてのフーディです。サーマルウェイトと同じく親指ループ付きになっています。

 

メリノ・ライトウェイト|旧メリノ1

 

ライト&ファースト派にはメリノライトウェイトが最適です。3.5オンスの最軽量でMsクルー144g。混紡比はメリノ65%:キャプリーン35%
こちらも親指ループが付きました!ラインナップは長袖と半袖、クルーのみです。

 

もっと毎日使いたいメリノデイリー新登場

 

何かと高級なメリノウールですが、比較的コスパに優れて、日常でも着たいという要望に応えたアイテムです。
混紡比をメリノ52%、キャプリーン48%とほぼ半々にすることによって、素材の肌触りをいかしつつ、キャプリーンの扱いやすさが使用頻度に対応してくれます。
4.1オンスMsクルーで172g
長袖と半そでに加え、Msには襟のあるポロシャツも出ています。