もうダメなのか?!パタゴニアの最軽量インナーダウン・ウルトラライトダウンジャケット

パタゴニアの最軽量インナーダウン・ウルトラライトダウンジャケットはもうダメなのか?!

いまさらですが、パタゴニアのウルトラライトダウンジャケットを新調しました。
ダウンセーターやダウンシャツの上位版であり、インナーダウンの最軽量ジャケット。ナノパフの登場に続き、ナノエアという化繊の高通気性ジャケットの登場で、陰りをみせつつあるのでしょうか…



ウルトラライトダウンとナノエアの方向性

ウルトラライトダウンジャケットとナノエアの違い
ナノパフに次ぐナノエアの登場で、中間着の着方が私の中ではガラリと変わってきました。
通気性という重要な問題で、インサレーション(中綿)シェルというのはどうしても、そいういものだと諦めていたのですが、ナノエアの登場で、俄然着心地も快適になったのです。
一方ダウンについては、どうでしょうか?
ことインナーダウンという種別に関しては、もうかなり進化しつくしたような気もしています。
コンパクト化とダウン自体も撥水性や保温性、そしてフィルパワーの限界、軽量化など、かなり進んでいると思います。
その最先端にウルトラライトダウンがありました。

じゃあダウンはもう時代遅れなのか?

まぁナノエアの通気が良過ぎるのは認めますが、最近の主流として、「通気重視主義」的なものも感じています。
行動中がメインとなると、やはり通気性が欠かせないものですが、ジッパーをオープンにすれば通気は可能ですし、ダウンの場合は別の利点もあります。というのも、保温力でいえばダウンはやはり最高です。ロフト力と保温力はやはり安心ですし、万一の停滞時などの予備的な装備として、あるいは、極寒の状況、激しく動かないシチュエーションなどは、やはりダウンが有力です。

 

ダウンセーターやダウンシャツなどインナーダウンの違い

パタゴニアダウンジャケットの比較
パタゴニアのインナーダウンに使えるものには、ダウンシャツがあります。そのほか、メジャーなダウンセーターがありますね。
これらの違いについて紹介します。
まず、着た感じですぐに分かると思いますが、ダウンセーターもダウンシャツもレギュラーフィットなので、ゆとりがあります。
どちらも細身の人には、ちょっとぼったりする感じです。
それに反し、ウルトラライトダウンのほうはスリムフィットです。
スリムといっても、R2フリースなどのようにピッタリではなく、R1やキャプリーンを重ね着できるくらいの余裕がありますが、それでちょうど良い感じです。
これによって、内側に空間がすくなくなるので、より保温力が上がるというわけです。
そして、ウルトラライトだウンは、ダウンセーターと同じ800フィルパワーにしてシェルとなるナイロンが、15デニール(ダウンセーターは20/30デニール)の超薄型です。
ダウンセーターMs371gに対し、ウルトラライトダウンはMs269gです。
600フィルパワーのダウンシャツは、20/30デニールシェルなのに、ウルトラライトダウンより重い272gとなっています。
パタゴニアの最軽量インナーダウン・ウルトラライトダウンジャケットはもうダメなのか?!
上画像はダウンセーターとウルトラライトダウンの裏側ですが、デザインも両サイトのキルトが密になっていてより体のラインに合わせたフィット感で無駄な空間を処理してくれていることがわかります。

 

パタゴニアの最軽量インナーダウン・ウルトラライトダウンジャケットはもうダメなのか?!
縫い目も細かいキルト構造で、ダウンの片寄れもなくし均一な保温力を提供してくれます。
パタゴニアの最軽量インナーダウン・ウルトラライトダウンジャケットはもうダメなのか?!
チェストポケットがダウンジャケットの袋になります。ダウンセーターよりもコンパクトですね。

 

ウルトラライトはジャケットかフーディーか

これは迷います。
ナノエアをジャケットで買ったときは、フーディだった!と思いました。
でもウルトラライトの場合は、最軽量を意識して、ジャケットをオススメします。
まぁ使い方や用途にもよりますけどね。