夏シーズンの主力アイテムである雨具ですが、一足先に、パタゴニアの新しいレインウェアであるストレッチ レインシャドー ジャケットをWEBストアで取り寄せてみました。
今回のレインシャドウはちょっと違います。
レインシャドウというと、確か9年くらい前に絶版となったH2NOの雨具です。トレントシェルジャケットよりも上位(軽量)で、私も使った覚えがありましたが、DWR(撥水加工)の不具合で、返品したというイメージがありましたので、あまり期待はしていませんでした。
ところが、今回届いたストレッチレインシャドウジャケットは、まったく異次元の雨具になっていました(笑
おなじH2NOの防水プロテクションなのですが、左の白い生地がトレントシェルジャケット、右がレインシャドウの裏地です。
厚みは、トレントシェルが2.9オンス50デニールと、触ってもかなり厚みを感じる生地なのに対し、レインシャドーは2.2オンス30デニールで、かなり薄く感じます。
肌触りもツルツルしたトレントシェルとくらべて、ややザラつきがあり気持ちいいです。
2.5層のゴア・パックライトやドライQのような素材ですが、コーティングが激薄に感じます。問題は耐久かな。
そして嬉しいことに♪公式サイトではわからなかったのですが、脇下の換気用ジッパーもついていました!こちらは少々大きく開口するように長めになっています。(左がトレントシェル・右がレインシャドー)
気になる袖口も、よりスリムになってゴワつきが無いです。
けっこう変わったなぁと思ったのがココ。フードのデザインも改良しています。ツバが前を向かずに下を向きます。頭のフィット感がこの上ない感じに♪
そして待望のストレッチ機能もついています。
ホント、届いてかなりビックリしました。
これ、マジにパタゴニアの雨具なの!?というくらい柔らかく軽く、風合いがよかったからです。
雨具といえばファイントラックのフォトンも持っていますが、比べてみました。
ファイントラックのレインジャケットは、驚くべきストレッチ素材と軽さと着心地を備えた一品で、かなり良品だと思います(カラーリングデザインが微妙なんですけど^^;) しかし、ストレッチレインシャドーはそれに勝るとも劣らぬジャケットに生まれ変わっていました。
ストレッチ性はファイン社よりもやや小さめです。フォトンが15%の伸びなら、レインシャドウは10%ってところか。裏地の感触はそれぞれですが、フォトンのほうがニット生地なので、独断では肌触りは上ですが、レインシャドーもかなり良いです。そして、やっぱり薄さがあります。これだけで真夏の湿度MAXの雨などを考えると、快適そうですね。
それにしても、ソフトシェルのような感じで、どうみても雨具っぽくないです。
重さを測ってみました。
MsのXSで259gです。
けっこう軽いじゃぁないの。
準ハードシェルと呼ばれる透湿しない軽量のアルパインフーディニとも比べてみました。
軽さはさすがに違いますが、もうね、風合いといい、これで防水透湿ですから、ミニマム最優先でなければ、登山においてはアルパインフーディニの立場はなくなりますかね・・・
H2NOのさらに上位ジャケットとしてM10ジャケットというのがありますが、こちらはクライミング仕様で、かなり快適な仕上がりのジャケットですが、3層と2.5層の違いがあります。さらに脇下ジッパーがないので、夏山としてはやはりミニマム最優先仕様です。
ストレッチレインシャドウジャケットは、チェストポケットを裏返せば、コンパクトに収納できます。
しかし、2.5層ということもあり、耐久性はトレントシェルのように強固ではないはずです。なので、取り扱いには注意して、基本的にはチェストポケットに収納せずに、くるくる丸めて大きめの袋に入れておいたほうが良さそうです。
間違っても、ヤブコギでは使いたくないですね(笑
使った実感を随時更新します
ところで、レインシャドウ パンツって無いの!?
ほしいんですけど^^;