ナノパフ復活|ナノパフ ビビー プルオーバーの違い

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最近は山でもナノエアを着ている人が急増しました。通気性と着心地が至極なナノエア。その陰にすっかり隠れてしまった感のあるナノパフ。
ひさしぶりにナノパフを新調しました。ナノパフプルオーバーをとおもっていたら、ナノパフビビープルオーバーになっていました…



ナノパフを使うのは3枚目です。
3枚ともプルオーバーでしたが…
ジャケットという選択もあったのですが、やっぱりナノパフはプルオーバーがいいと思うのです。

 

ナノエアとナノパフの違い

ナノエアも着ています。
着心地が最高で通気性がなんといっても格別によいので、山でもマルチに使えます。
一方ナノパフはどうでしょうか?
ナノエアの登場で、もう必要ない!?とおもわれてしまいますが、そうではありません。

 

保温力重視のナノパフ

プリマロフトゴールド入りのナノパフ
ナノエアが通気重視の化繊インサレーションであるのに対して、ナノパフは軽量で保温力重視のインサレーションです。
最新のナノパフの中綿には、プリマロフト・ゴールドという従来のプリマロフトよりもさらに暖かい素材が使われています。
余談ですが、プリマロフトゴールドで検索すると、これを使った布団のサイトがあったのですが、
このお布団がめっちゃ暖かそうじゃないですか(笑
ほしい!!
と思ったらアマゾンで売ってたw
しかもナノパフより安いし・・・>┼○ バタッ
いつか手に入れたらレビューします(笑)

 

ナノパフ プルオーバーとナノパフ ビビー プルオーバー

ナノパフプルオーバーとナノパフビビープルオーバー
画像左がビビーで右が旧プルオーバー。
ナノパフプルオーバーにビビー(bivy)というネーミングがついたわけですが、調べてみるとbivy(ビビー)とは、bivouac(ビバーク)の略語のようです。
流行言葉のようですが、ナノパフにはピッタリかもしれません。
実質的な違いもあります。
暖かみは、たしかに違いがあります。同じプルオーバーでもビビーのほうが暖かく感じます。

 

フロントにドラエモンポケットと貫通ポケット

ナノパフプルオーバーとナノパフビビープルオーバー
プルオーバーの下に大型のポケット(四次元ポケット)が付きました。チェストポケットがなくなっていますが、収納スペースは拡大。縦ポケのあるR1などとの重ね着を考えれば使いやすいです。さらに、ハンドウォーマーポケットは左右貫通しています。中のプリマロフトはポッケの外側にはいっていますので、手は温められます。

 

フィット感も増しているレギュラーフィット

プリマロフトゴールド入りのナノパフ
ナノパフはナノエアのように伸縮性がありませんのでゆるいレギュラーフィットですが、最新のものはややサイズが絞られたデザインになっています。レディースはけっこう立体デザインでしたが、メンズも脇下がしぼられています。保温性を意識しているのでしょうか。(でもレギュラーのゆるさです)
実際に着比べてみると、新しいビビーのほうが体に沿うようです。旧プルオーバーも軽さがよかったのですがね。

 

差が出るのかココ!ヘルメットの下に被れるフード

ナノパフビビープルオーバーのフード
そしてなんといっても大きな特徴は、このピッタリとしたフーディ。ジャケット系の多くのフードが、ヘルメットの上からかぶる用にデザインされているのに対し、ナノパフのフードはヘルメットの下に直接かぶれます!
ここでほぼナノパフの役目が理解できるでしょう。
ほんとに保温を意識した緊急用として使えるってことです。
ビレイや停滞が多いクライミングでもナノエアよりナノパフのほうが使えます。

 

夏山でも重宝するナノパフ

ナノパフプルオーバーとナノパフビビープルオーバー
登山の場合、ナノエアがどちらかというと春秋に活躍するアイテムだと思いますが、ナノパフは、真夏の暑い時期の山中泊の予備アイテムとして有力なはずです。
ナノエアが385gに対し、ナノパフビビーが351gとちょっとだけ軽量ですし、ポッケを裏返せば簡単に収納もできます。

 

その後さらに使ってみて

山泊まりには最高です。日の出や星空待ちの時間など、やはりあったかいし、フードのフィットが最適。そして、前の大口ポケットは、財布・ヘッドライト・カメラ・スマホなど貴重品類がポシェットいらずで持ち歩けるのですごく使いやすいですね。

 

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