はじめて見た時は、これだ!って思いました。
ダウンでもない、フリースでもない、保温力のある軽量なハイテクインサレーション。
山でも岩でも普段着でも、使ってみると機能的で、パタゴニアの中でも評価の高いウェアの一つ。
ナノパフの2016年最新記事をUPしました!
ナノパフ復活|ナノパフ ビビー プルオーバーの違い
ナノパフはクライマーの意向が十分に反映されたウェアで、私もそうだったんですが、おそらく多くのクライマーをうならせた機能は、発売されてからすぐに飛びつきました。
表と裏のナイロンは同じ生地で薄型ですが、透けるほどでもなく、ダウンセーターなどと同じ厚みです。これは、中綿が透ける様なもっと極うすの素材でも良いものかもしれませんが、ラフに扱えるという特徴を損なうかもしれませんね。
中綿はプリマロフト。
これはパタゴニアの化繊ウェアでメインに使われている主力素材ですが、保温効果が非常に高く、メーカー問わず、グローブやアンダーなどでも多く採用されています。
そんなことはあまり考えずにつかっていましたが、自然に、使う頻度は高くなっていきました。
まず、軽い。
チェストポケットが袋になっていて、収納があっという間です。
収納袋が別になっているものにくらべて、これは、とくに行動中は手間をはぶけますので、意外と重要な感じがします。
そして、ダウンのようにケアをあまり心配しなくていいという点。寒いところからのいきなりのハイクアップで汗だくになったとき、体温調整のためにザックに無造作に押し込んでもOK(ダウンじゃこうはいきません)。
余談ですが、時々、雨具でもウェアでも、脱いだらいちいちきれいにたたんで収納する方をみかけますが、タイムリーな状況ですので、そんなのは、お家に帰ってからやってくださいよw
左がナノパフ、右がダウンセータースペシャルエディション。収納時の大きさはほぼ同じ。重さは若干ダウンSPに軍配。
また、汗や雨などのに対しての濡れによる保温機能低下が少なくダウンのように気にすることもないので、長期的な行動などでも活躍してくれます。
フリースとの使い分けとしては、まず風の防御ですね。
フリースジャケットにも当然ウインドストッパーがシールドされた防風フリースがありますが、そういったものはたいていかさばるため、アウターには向いていますが、ナノパフのようにインナー(ミッドレイヤー)との両刀ではありません。
ナノパフはコンパクトにおさまり、もしもの時の予備防寒着としては最適です。その場合、軽量化を図るためにも、プルオーバーがいちばん優れていますね。(ベンチレーションでいうとジャケット、防風頭の保温だとフーディもあり)
コレに関しては、難はほとんどありませんが、アウターとして使っていると、風なと吹こうものなら、ついクセで手がポケットを探していたりしますw
そして、手入れも楽です。普通に洗濯機に放り込んでいます。つまり、汚れてもいいので、それがまた使用頻度を高めているのかもしれません。