クライミング用ザック|パタゴニアのクラッグスミスパックがなかなかいい

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クライミングザックの特徴として、ギアやロープなどの収納のことを考えると、バックリと開くザックというのが理想のようで、私もこの手のザックがほしかったのですが、何せ登山用と共有したかったので、なかなか理想的なザックがなかったのですが、パタゴニアからクラッグスミスパックというクライミング用のザックが出ましたので使っています。



パタゴニアのクライミングザックは3種類ある

今年、クライミングに力を入れている?パタゴニアですが、ザックは3種類ラインナップが出ました。
マルチルートなどでも使える16Lの小型パックであるリンクドパック
ロープバックにもなる超使い安そうなダッフルタイプ45Lクラッグダディパック
そして、今回選んだ35Lクラッグスミスパックです。
※2017年現在、35Lのみになりました!

 

クライミング用としては、45Lのクラッグダディパックが非常に気になるところせす。ダッフル型でフロントパネルが真ん中からガバっと開きます。
荷物を取り出せば、そのままロープバックにもなりますし、容量も使いやすい大きさです。
今回は、山と両用を考えクラッグスミスパックにしましたが…

そして、リンクドパックについていえば、使っていないのでなんともいえませんが、「リードにも使える」となっています。まぁ袋型で引き上げもスムーズそうですが、もし、完全リードや荷物を背負っていくなら、今年出ましたナイントレイルズパックやフォアランナーベストなどのアスリートパックが最適なんじゃないかとおもったりしています。私もナイントレイルズパック使っていますが、なにかと便利です。ワンデイ、ちょい出かけ向きですよ♪
※2017年リンクドパックは16Lのみ

 

クラッグスミスパックの構造と特徴|パタゴニアの山岩ザック

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まず、タイトルの画像を見てわかるように、背面の部分がジッパーをひらくと、フルオープンします。
これが最たる特徴ですね。
クライミングでは、場所が狭いリッジなどで荷物を出すのに便利だったりしますが、山でも、たとえば、底のほうにパッキングしがちな補助ロープやらファーストエイドをすぐに取り出せます。
コレって結構、意味有なんですよ。
微妙に危険な場所などで、ロープを出す(荷物をいったん全部出す)のが億劫で、ついロープ無しで歩いてしまった、という経験はないでしょうか?
あるいは万一滑落などをして怪我をした場合などは、やはりファーストエイドを時間をかけずに素早く取り出せるということも重要です。
つまり、このザックの仕様だけで、危機回避的な要素がけっこう含まれていると考えることが出来ます。
ただし、パック内の防水袋を大型の一つにしていたら、あまり意味がないのですけど(笑

 

パックのトップ(アマブタ)はジッパーで開く方式です。これの示す意味は、バックル式のように、何でも放り込んで、バックルで思いっきり荷物をねじ込むようなことが出来にくいです。(ジッパーが壊れます)
その代わりに、トップにフックベルトがついていて、ロープやウェアなどを上から重ね積みすることができます。
アマブタの小物収納スペースは十分です。

 

ベルトや背面は、アルパインパックであるアセンジョニストパックに似ています。クラッグダディとほぼ同じデザインです。
とくに違和感はありません。背負い易いザックだと思います。できれば、クライミング用なので、ウェストベルトを取り外しできればよかったのではないでしょうか?
アルミフレームはありませんが、背面にプラ板がはいっています。
生地は全般厚くタフに作られています。とくに側面はパッドが入っていてクッションになっています。
このサイドクッションの場合は、パッキング時にザックを絞る場合は、サイド面を絞るのではなく、フロント面を絞る(サイドで挟み込むような感じ)ようにすれば最適です。ただし、サイドベルトなどは標準装備されていませんので、自分でゴムやベルトをつける必要がありますね。